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やりたいこと全部やる八重山一人旅〜6日目②オニササ、サーターアンダギー、鍾乳洞探検!

ナサニエルですm(_ _)m
2022年5月、沖縄県の八重山諸島に一人旅に出かけました。
人生で3度目の一人旅、その中でどんなことがあったのか。
旅の備忘録を書き残すことにします。

それでは7日間の6日目、どうぞ♪(´ω`)


もう一回食べたい!オニササ!

この日はひたすらに自由行動。
ただし一つだけ、10時45分発のバスターミナルから始発のバスに乗って『鍾乳洞』へ向かう計画を立てていました。
鍾乳洞は雨の石垣島において観光で訪れるおすすめスポット。
今日は雨は降っていませんが曇りベースですし、海ではなく山の方に向かおうということで選びました。
始発場所であるバスターミナルを出発する時間までにバス停に向かいたいので、ひとまずそれまで自由行動です。
というわけで、石垣島でもう一度行きたい場所へ。
旅の初日、5月9日に時間を遡りますが、来て早々食べて衝撃を受けた『知念商会』のオニササをもう一度食べたい!
ということで頑張って片道15分かけ、知念商会へ。

やっぱこれだ!オニササ
ギュッと潰して食べるのがヤミツキ

5日ぶりに食べたけど、やっぱり美味しい…
海鮮丼でお腹いっぱいなのに、全然入る。
脳にガツンとくるジャンキーさ。
安心する味。
そして250円でこのボリューム。
うちの近くにも欲しい…コンビニとかやってくれないだろうか。

ようやく会えたね!さよこ!

お次は、5月9日に来たとき休みだった『さよこのサーターアンダギー』へ。
5月8日~12日まで臨時休業ということで、ゴールデンウィーク明けのお休みをしていたさよこの店も、14日の今日は元気に営業していました。
ということで、初来店です。

10時の開店前は20人ほど店先に並んでました
10〜12時が営業時間ですが、売り切れ次第終了

先に知念商会に向かったので一旦この店の前を通り過ぎたのですが、10時の開店前は大行列でした。
土曜日ですから、旅行客も多いんでしょうね。
20分ごとに揚げたてのサーターアンダギーが店に並ぶということで、僕が知念商会からさよこの店に戻ったとき、ちょうど10時20分のサーターアンダギーが揚がったところでした。
僕が行ったときで店の前には5人ほど人がいて、その最後に並びました。
看板には色んな味のラインナップが書いてありましたが、早い時間帯で並ぶ旅行客が多いのかとりあえず人気のプレーンをどんどん揚げるという感じで、店にはプレーンだけが出てました。
デフォルトのプレーンが食べたかったので丁度いい。
1個たったの60円。
ひとまず2つ買って、鍾乳洞へ向かうバスのバス停に到着してから、バスを待ちつつ頂きました。
ホカホカ揚げたてのサーターアンダギーを食べられるなんて、本当に旅ならでは!

サーターアンダギー、プレーン

てっきりミスタードーナツのオールドファッションに近い味や香りをイメージしていたら、むしろごま団子に近い感じでした。
揚げたてだったからかもしれません。
かる~くてサクサクで、しっとり感よりカラッと感が強くて香ばしくて。
さよこのサーターアンダギーって、時々僕の地元にも、沖縄のアンテナショップみたいな店がオープンすると売っていた記憶があります。
そういうタイミングで買ったことはありませんでしたが、でもきっと、この場で揚げたてを食べるのが一番美味しいと思うので、また石垣島に遊びにきたら必ず訪れたいです。
(明日の日曜日は定休日なので、この日がラストチャンスでした)

探検に出発!鍾乳洞

さて、バスが来て、市街地を抜けてほんの10分少々山の方へ入った場所に、2箇所も鍾乳洞があります。
1つは『八重山鍾乳洞』。
もう1つは『石垣島鍾乳洞』。
ここは八重山諸島の石垣島です。
名前の区別がつきにくいということで、観光客の落とし穴としてよくネットなどで紹介されています。

というのも、バス停を降りてすぐに入り口が見える『八重山鍾乳洞』は、家族やデート、観光向きではないそうなのです。
逆に、バス停から徒歩でさらに15分程歩いたところにある『石垣島鍾乳洞』は、洞窟内がとても明るく場所によってはイルミネーションのようになっていたりと、観光向けなのだそうです。
ここでうっかりバス停から近い『八重山鍾乳洞』へ向かってしまうと、観光客は大変なことになる。
…といった口コミが、ネット上でかなり散見されました。

僕としては、正直どちらも魅力でした。
自然のままの姿がそのまま残っていて、若干のスリルが楽しめる『八重山鍾乳洞』にも行ってみたいですし、そんなにきれいな写真が撮れるというなら是非『石垣島鍾乳洞』にも行ってみたい。
一人旅ですから、どんなに汚れたって靴が水に浸ったって、怪我さえなく帰ってこられれば御の字です。


スリルの鍾乳洞『八重山鍾乳洞』

というわけでまずはバス停を降りてすぐに入り口が見える『八重山鍾乳洞』に向かってみることにしました。

というか、『八重山鍾乳洞』らしき入り口に向かってみました。

看板が取れています

『山鍾乳洞』……?
何かしら上にも文字があったように思えますが、嵐の多い島ですから取れてしまったんでしょうか。
と思ったら地面に残りの看板が置いてありました。

おそらく八重山鍾乳洞の『重』

この手つかず感、ワクワクしてきました。
えらいところに来てしまった、いよいよ冒険が始まるんだという高揚感がどんどん湧き上がってきます。

人の気配がない鍾乳洞までの道

先程の入口ゲートが指し示す『👈』のマークに従い、誰も人がいない長い一本道をずっと抜けると券売所の矢印が見えてきて建物も見えてきました。

園内マップ

建物内に入る頃、車で来たらしき家族連れとカップルそれぞれが駐車して、車から出てきました。
家族連れの方はもう一つの『石垣島鍾乳洞』を目指していたらしく、そちらではないと分かるや引き返していきました。

券売所ですが、無人でした。
券売機が置かれ、テーブルにマップが置いてあるのみ。
その奥は石垣島の自然や歴史が学べる博物館になっていましたが、薄暗く、静まり返っているのであまり先に進もうという気持ちにはなれませんでした。
おみやげコーナーも閉まっていて、事務員がいそうな窓口のテーブルにはそこの方が書き置いた『無人です』の紙が一枚置いてあるのみ。

カップルは無人の券売機でチケットを購入すると
『順路って書いてあるからいいんじゃない?』
『ほんと?こっちで合ってるの?』
と静まり返った建物の中に消えていきました。
果たして二人は無事に目的地にたどり着けるでしょうか。
二人が目指している場所はどこなのか気になりましたが、声をかけるのは躊躇われましたし、気がついたら声も聞こえなくなっていました。
この場所はカップル向けの『石垣島鍾乳洞』ではない。
その上、この八重山鍾乳洞も、鍾乳洞の入り口はこの建物内ではありません。
二人の行く末が心配です。

ちなみにこのあと鍾乳洞に入りましたが、カップルには遭遇しませんでした。
カップルがちゃんと目的地にたどり着けたかどうかは天に任せましょう。
僕は鍾乳洞に向かうため、マップを見ながら外の道を再び歩き始めました。

結構長い距離をひた歩き、ようやく辿り着いた鍾乳洞の入り口が、こちら。

駐車場に車無し

奥にある屋根が入り口のようです。
とてもひっそりとしています。
屋根から先は、下り階段。
地下に入り込むような感じです。
さっそく降りてみます。

暗い…。

先が暗すぎて全然見えませんが、とにかく目が慣れるまで降りてみます。
途中、歩いていると蜘蛛の巣が体や顔に引っかかりました。
いったい何日くらい観光客や人が立ち入らなければ蜘蛛の巣が張られるんだろうか。
少なくとも最後に人が来てから一日以上経ってそうだな、、、。
そんなことを考えつつ、ようやく鍾乳洞のスタート地点らしき場所に到着しました。

点々と灯りがついている

どれほどの手つかずな鍾乳洞なのかと心配しましたが、案外手すりや照明も所々ついていました。
ただ球切れか、電気の消えた照明も全体の3割くらい。
そのため足元の道は、ほぼ見えませんでした。
月明かりの中、水たまりだらけの岩場を歩くのをイメージしてみてください。

しかしここで、僕には持ってきた鞄の中にお助けアイテムがあることに気が付きます。
数日前に星空を観察する時にも大変役立った、懐中電灯!
鍾乳洞を探検するからには必ず必要になると踏んだ僕は、前日からリュックにしまい込んでいたのです。
照らし出された地面おかげで足元も見やすく、転ばずに歩くことができました。

あとは、星の時にも使った、三脚と一眼レフカメラ。
これでバッチリ撮影します。

地図と懐中電灯を頼りに進んでいく

風のヒューヒューと抜ける音と、水がピチャン…ピチャン…と心臓の鼓動のように一定の間隔で落ちる音以外、静寂の世界。
懐中電灯で照らしながらゴールを目指して鍾乳洞を探検する。
こんなにワクワクする冒険、なかなか転がっていません。
しかも誰もいませんので心置きなく写真も撮れます。
いや〜これはこれで魅力。
かなり野性味あふれる神秘的な体験ではないかと。

たしかに観光客向けではないかもしれませんが、明らかに冒険心が刺激されているのが実感できます。

歩いているだけではなく、地質学調査に来た男が道に迷って出口を探している、みたいなイメージで撮影会も同時開催。

一人でこういう場所を歩いているのは全然怖くありません。
逆に知らない人がもう一人二人くらいいたほうが怖くありません?(笑)
じっと見つめて追いかけられでもしたら、逃げられない恐怖で耐えられる自信がありません。
人がいなくて助かることもあるなというお話です。

洞内を流れる水脈を発見、照らしてみる
奥へ奥へ進んでいく
急にポッカリと開けた神秘的な空間
園長のありがたいお言葉?

僕は結構一人で心置きなくあれこれ撮影しつつ30分くらい楽しめました。

よく口コミなどで見られた設備面や環境面での低評価について、個人的な感想としては
『鍾乳洞だし、自然だし、そんなもんっしょ(笑)楽しんだもん勝ち〜』という感想でした。
むしろ石垣島でもっと刺激がほしい、冒険したい人にはぴったりだと思います。

さて、とはいえもう一つの鍾乳洞も魅力がたくさんあるとのことですし、行ってみようと思います。

観光の鍾乳洞『石垣島鍾乳洞』

観光地感満載

こちら『石垣島鍾乳洞』は、いわゆる観光客向けのとてもきれいに舗装された場所でした。
道案内の標識、明るく広いおみやげショップ、コロナでお休みでしたが食堂や、ブルーシールアイスの店舗も併設されていたり。
客の姿もわりとありました。

有人窓口でチケットを購入
立派な入り口

先程の鍾乳洞と比べて、設備面の綺麗なこと。

至るところに景観を照らす照明が

まず鍾乳洞内の照明ですが、とても明るく、懐中電灯は一切使わなくても歩けます。
足元までしっかりと照らされて、まぶしい。
平らに削られた地面はまったく凸凹しておらず、多くの人が通ったためか踏み固められている感じもします。
『順路はこちら』『頭上注意』看板も沢山。

更に、鍾乳石に向けて照らす光は一色ではありません。
時折色んな色に変化して、そのたびに違った石の表情を見せてくれます。

緑や黄色、カラフルな照明

そしてなにより驚いたのが、鍾乳洞内にオルゴールのメロディーがエンドレスで流れ、
『石垣島鍾乳洞へようこそ、この鍾乳洞は、世界で初めて……』
と女性のナレーションまでエンドレスで響き渡っている点。
決して騒がしいわけではなく、耳に心地よい癒やしの音楽とウィスパーボイスが見に来た客の心を解きほぐしていく空間といった感じです。

静寂や暗闇や閉塞感や孤独感を全く感じさせない、アミューズメントとして楽しめる鍾乳洞ですね。

様々な色に変化するイルミネーション
年月をかけてトトロの形になった鍾乳石

鍾乳石トトロというのもありました。
とあるご年配のお客さんは
『話題作りのためにこういう形に作ったんじゃないの?削ったりして。』
なんて奥さんに耳打ちして煙たがられていましたが、果たして真相は分かりません。
僕は自然が作り出した奇跡だと信じたいです。

明るくて記念写真も撮りやすい


というわけで、2つの鍾乳洞を巡りました。
それぞれの印象をまとめるなら

非現実感を味わう、冒険心を奮い立たせる
→八重山鍾乳洞

安全に散策する、グループでワイワイする
→石垣島鍾乳洞

といった感じでしょうか。
僕はどちらの鍾乳洞も大好きになりました!


(次へつづく↓)


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