はじめての労働。
高校一年生の長男が、今日からアルバイトに行く。
今日から冬休み。長男が所属する野球部は、冬休みに入ると全員がアルバイトをする風習があるという。二月から三月に予定されている遠征の費用を「自分で稼ぐ」ということのようだ。いい社会勉強にもなるだろう。
毎年恒例なので、ある程度は先生や先輩がアルバイト先を取り計らってくれたり、アドバイスをくれたりするようで、息子のようにはじめて働く子には大変ありがたい。とは言え、みんなが同じ場所、同じ時間にいるとは限らず。どうなることやら。
内容は、倉庫の中で荷物の仕分けをする仕事。一日中、寒い中で力仕事をするようだ。
今朝は5:45に家を出て行った。
「ほら!そんな格好じゃ寒いでしょ!」
「手袋していきなさい」
「なんで出しておいたタイツ履かないの?」
「ほら!そんな格好じゃ寒いでしょ!」
うるさい妻を振り払って、まだ薄暗く、雪深い中を息子は飛び出して行った。
今日から一週間。そして、年明けにもまた一週間。
はじめての労働。
二週間も、耐えられるかな。
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