「なんで塾に行かなくてはいけないのか」にどう答えるか。
どう答えるべきか。
小6次男から、「塾、辞めたい」と言われることが増えてきた。少年野球が本格的に再開し、彼自身も本格的に野球モード。野球が無い平日にポツポツと入る学習塾。時間を取られ、わざわざ行かなくてはならない学習塾。その日になると息子は、あからさまにわずらわしそうな顔をする。
学力テストの成績は、担任も感心するほど、どれも高得点を取っている。
それは、塾のおかげかもしれないし、そうではないかもしれない。息子の望み通り、辞めてみたら、塾のおかげかどうかはわかるだろう。でも、そもそも。そもそも、「塾に通う目的はなんなのだろう」
「行きたい学校が出てきたら行けるように」という漠然とした感覚だったように思う。
妻と話をしてみた。
「塾に行く理由、勉強を頑張った方が良い理由。息子が納得する答え、持ってる?おれは用意できてないんだけど」
「昨日テレビで東大生が"勉強はコスパがいい"って言ってたよ」
「それ、答えになる?」
「うーん」
なぜ学習塾に行くのか?それは「レベルの高い学校に行くため」または「学力を高めるため」だとは思う。では、なぜ高みへ行く必要があるのか。なぜ高める必要があるのか?
正直、ピンと来ない。
というか、大人だから「やっておいた方がいい」のはわかるが、息子に理解させる言葉は見つからない。
長男のときは、考えた末に「よし、辞めよう」と決断をした。中三の秋に。
さて、どうしたものか。
次男は、勉強自体は嫌いではない。言われなくても宿題はやるし、最近はお兄ちゃんの中学校のときの教科書などを読み漁る光景が目撃されている。
最近は歴史に興味を持っているようだ。歴史においてはお兄ちゃんの高校一年生の教科書まで引っ張り出してきて読んでいる。
それを見た妻が、書店で中高生用の問題集やテキストを買ってきてプレゼントしたら、本気で喜んだ。
数日は「問題出して!」の連続だった。
「塾に行くメリット」
勉強だけに集中する時間を確保できる
これかもしれない。
一コマ90分という集中した時間を確保でき、学校の予習・復習や、学校では取り組まないレベルの高い問題に触れられる。
これは学習塾のメリットだと思う。
家だと、テレビやゲームや家族の口出しがあって、それだけに集中することは難しい。
「なんで塾に行かなくてはいけないの?」
そう問われたら
「それ以外のものに邪魔されずに勉強だけに集中できるから」
そう答えよう。
「じゃあ、家でも集中して見せるよ」
って言うかもしれない。
できるなら、それでも良いと思う。買ってきた歴史のテキストや図録に没頭する時間が確保できるなら、塾は辞めてもいいかなと思う。
けど、ま、ひとまずは様子見とする。
息子の気持ちはけっこう移り変わりが激しいから。
そのうちに、もっと息子が納得する答えを、探し続けようと思う。
いつも読んでいただきありがとうございます。