もちろんあきらめていない。

中３次男の公式戦が今日、始まる。

中学野球、最大の目標。
『日本選手権』

『このために頑張ってきた』と言っても過言ではない。

次男は、少年野球時代から、わりとスター選手だった。身体が大きく、力が強く、足が速い。チームの誰よりもホームランを打ち、力強い球を投げて、チームを勝利に導き、大会では、何度かMVPにも輝いた。
　

ただ、中学に入ると、変化球があり、周りも大きくなり、力を付けてくる。

中学３年生になった今年。

実は、周りに置いていかれるようになっていた。

２年生のときまでは、走力と守備力と、当たれば飛ぶ打撃で、何とかセンターのレギュラーを確保し、背番号８だった。しかし、今年に入ってから背番号は、二桁になった。

まったく打てなくなった。

少年野球は来た球を強く打てばよいだけだったが、中学になれば球も速くなるし、緩急も変化球もあり、コースもついてくる。

野球が一気に難しくなってくる。

「次はストレートが来るはずだ」という読み。「ストレートに張っていこう」という賭け。「念のため変化球が来てもいいように」という備え。これこそが野球の醍醐味なのだろうし、野球好きがどんどんと夢中になり、研究熱心になるところだと思う。

ただ、次男は研究熱心になることなく中学３年生になった。

もちろんチームの練習には熱心に取り組んだし、指導者のアドバイスに耳を傾けて、大きく上達したはずだが、打てない。

身体能力は高い。

走塁は一番買われているし、守備範囲も広い。肩も強い。なので、だいたいは代走で途中出場となる。

　
今日は一回戦。

私は残念ながら、北海道帰省は叶わず、応援に行けない。東京から念を送る。

北海道代表になれば、全国大会は東京。

そこで待ち受ける。
　

ここまで苦しい練習にも耐えて、頑張ってきたのだし。ここに照準を合わせてきたのだから。突然、今日開花することだってあると、父ちゃんは期待している。

まずは、一回戦突破を。