まさかの再手術。

去年の今ごろは、ちょうど『再手術』が終わった頃だと思う。

前の日、お茶を飲もうとペットボトルを持とうとしたら、「あれ？左腕だと力が入らない」と思い、看護士さんに話したら、少しして、医師がやってきた。明日の朝、「CT撮りますね」と。

結果、その夜、また首の後ろを開ける手術をすることに。

妻が激怒していたことが思い出される。

「ファスナーじゃないんだよ！」

数日で、ついに左腕は曲げることも出来なくなり、三度目、四度目の手術を行うわけだが。

そして、一年たった今、これを、仕事帰りの地下鉄で書いている。左腕は動く。別に恨んではいない。ま、そういうこともあるのだろう。ってね。なんとも思わない。

昨日は、家に帰るとケーキがあった。
妻が、ずいぶんとごきげんだ。

「開通パーティーだよ！」だって。

今、こうして笑顔に包まれてるのだから、何も文句はない。開通で、ごきげんで、パーティーで、ケーキなんだから、何も文句はない。