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「不公平」がリセットされたかもしれない。

監督の様子がおかしい。

これまで理不尽で、ひいきがひどくて、うちの次男を嫌ってきた少年野球のおじいさん監督。

秋に監督が病気で入院し、チームを離脱したとたん、小四の息子は調子を上げた。バッティングもピッチングも急成長、大活躍して、試合に来た相手チームの監督たちは皆、「この選手すごいね」と、うちのコーチに言って帰っていったという。

それでも、監督は不在中も、メダル表彰者や次期キャプテンには口を出し、ひいきの子だけを選抜していった。

監督は七十代中盤。もう次世代に譲るべきだと思いながらも、私は、譲らずとも、体調的に自然と、戻ってくることは無いだろうと思っていた。

だが、この土日、今シーズンの練習がスタート。

監督は、四ヶ月ぶりにやってきた。戻ってきた。

でも、監督の様子がおかしい。

なんだか、子どもたちの名前が出て来なかったり、父母たちの顔を覚えていないような雰囲気。

そして今日、ピッチング練習のとき、今まではほとんど寄っていかなかったうちの子の元へ。

熱心に指導を始めた。

「おー!いい、球だ!」

誉めている。

今までのひいき目線も、こだわりも、リセットされたように、ただただ目の前のピッチャーに対して指導をして、誉めている。普通のことだが、信じられない光景だった。新五年生のシーズン、エースとして、うちの子を見ている。

年齢的なものなのか、長期療養の影響なのか。監督大丈夫なのかと心配には思うが、いずれにしても、ひいき無しの指導、采配が始まった。

信じられない展開になった。

いつも読んでいただきありがとうございます。