あなたなら、どこまでを良しとするか。
雪が舞っている。
ついに、この季節が始まった。雪の季節。昨夜は仕事帰り、リハビリに寄った。リハビリ卒業がいよいよ近づいている実感は有るが、療法士さんの施術を受けると、まだまだ不完全な部分はいくつも見つかる。
昨年11月の終わり、首の手術の後遺症で、左腕が動かなくなった。左腕はダラリと垂れ下がり、出来るのは、肩か背中に残ったわずかな筋肉で左腕を揺らす程度だった。そこからリハビリが始まった。1月末までは入院したままリハビリに専念。2月からは仕事に復帰したが、首にはコルセットを巻き、左腕は曲げることも出来ず、右手でパソコン前に左手を連れてきてから仕事をした。(手首より先はマヒが無かった)
週2回、通院してリハビリを行い、家でも自主トレを続けた。少しずつ、少しずつ、少しずつ、少しずつ、出来ることが増えた。傘を一瞬持てた喜び、茶碗を持てた喜び、子どもとキャッチボールが出来た喜びは、今思い出しても、涙が出そうになる。
ついに、日常生活では困ることが無くなってきた。不自由を忘れる時間も格段に増えた。
今も週1回通院している。その通院も「間違いなく年内で終わりそうですね」と先日、療法士さんから言われた。だが、まだ右腕と比べると、筋肉も弱いし、真上に上げると耳の横までは上がらない。これもわざわざ通院しなくても、あとは日常生活の中で改善していくだろうな、とも思うが、どこで良しとするか。
意外と踏ん切りがつかない。
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