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Naryの本紹介:寛容力を身につけるための1冊

皆さんこんばんは◎今回は私が実際読んで役立った本を紹介をします^^
本日はこちらです↓

下園壮太

陸上自衛隊衛生学校初の心理教官。自衛隊の衛星隊員や現場の隊員に対し、メンタルケア、参事ストレスのコントロールに関しての指導を20年に渡り行う

「寛容力のコツ」より

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・初めに


心の広い人になれない・すぐカッとなってしまう・キャパがせまい

いくつになっても人間関係は難しいです。仕事や家庭環境において、つい自分を見失い、反省しては同じことを繰り返したり疲れたりすることがあります。

私は前職に勤務中、ストレス・怒りを改善したいと思いこの本を購入しました。仕事上、人間関係はつきもので、解決が難しい場合が多いです。3年目以降上司や先輩たちとうまくやっていくためにも、本を読めば少しは解決できるだろうと考え、手に取りました。この本は第1章~第5章までを分けて、様々なケースを細かく説明しています。多くの説明の中で特に印象に残った項目を紹介し、自分の感想などをお伝えします。


・印象に残った項目5選

1.「考え方」ではなく「考える角度」を変えればいい


考えすぎると余計疲れます。悩みを解決しようと頭を使いますが、結局考えすぎて体力を消耗させるだけです。私も頭が痛くなり眠れなくなったことが何度かあります。また、考え方を変えようと無理に行動するのもかえって悪化させます。このように、考え方や生活を変えようとする「認知行動療法」がありますが、これは米国式の方法で日本人が実行するのは難しいと作者は言っています。日本人は真面目で自分を卑下する傾向があるため、感情的になりやすく、180度変えるのは困難です。

色々な本やサイトを見ても、認知行動療法を推奨するようなものがありましたが、私もこれには違和感を覚えました。「この人は苦手だけど、いいところを見つけよう。」と思って無理に話しても、やる前にどうしてもしたくない気持ちが強くてストレスが溜まります(笑)難しいことですが、いろいろな方法を試して自分のペースで実行していくしかありません。

2.ネットは心をネガティブにさせる

人は怒り、不安などネガティブな感情を抱えているときほど、それを解消するために「情報」を集めようとするものです。

「寛容力のコツ」より

SNSの使い過ぎも問題を引き起こすことがあります。必要な情報を探したり仕事の都合で利用するのは別ですが、気づいたら長時間使い続けてしまうことがあるでしょう。

Instagramやその他のSNSを見ると、他人の生活や仕事ぶりを自分と比較して「なんで私はそこまでできないのだろう」と卑屈になり落ち込むこともあるでしょう。
また、不要な情報(リール動画など)も流れてきてうんざりすることもあります。

私は仕事に慣れず、指摘されてばかりの時期は、ストレス解消としてスマホを長時間使用していました。結局、余計な情報も入ってきて、起きたときは頭も重く、仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。

近年デジタルデトックスという療法がありますが、その方法に従い、スマホの使用を過度に控えることが重要です。作者も「スマホは夜9時以降使用しない」など、決定するのが良いと述べています。私が実践したのは、寝る1時間前に読書・日記の時間を設けることでした

これを続けると、朝の目覚めも違いますし、ノートにその日感じたことや自分の気持ちを書くことで気持ちもスッキリします。100%悩みは解決しませんが、やらないより改善の余地があるのでオススメです。

3.人はそう簡単には変えられない

本当に変わりたい、と思うように仕向け、そうなるまで待つ

「寛容力のコツ」より

人は本当に変わりません。私の職場では変化の兆候が全く見られませんでした。人が変わることや理解してくれることは、実際には非常に難しいです。

上記のように「そうなるまで待つ」のも大切ですが、あきらめるしかないと思っています。特に重要なのは、自分を犠牲にしすぎないことです。
職場に自己中心的で棚に上げまくる人がいましたが、指導しても本当に改善する気が全くなかったですし、ミスも言い訳して認めませんでした。しょうがないので、あきらめて自分がやった方が早いと思って作業を引き受けますが、これは自分が疲弊する段階に入ってしまいます。

相手のペースに巻き込まれず、頼みたいことはハッキリ言うことも重要です。私は指導するのが年上の方が多かったため、礼儀正しくしつつもはっきりとした意見を述べるように心がけました。
どんな立場であっても、自分より年上の方でも敬語などのマナーは当然のことですが、常に堂々とした態度ではっきり意見を述べることが必要だと思います。


4.「どうしても苦手な人」がいるのは当たり前

・「自分はこの人が苦手だ」と思ってしまう自分を認めたうえで、その人とうまく距離を取る
エネルギーを失ってしまわないよう、疲れてしまわないよう淡々とあっさり付き合うことを心掛けてみる

「寛容力のコツ」より

仕事上、嫌いな人と関わらないことは不可能です。(運よく職場環境が良い方もいますが……)距離をとろうとしても、同じ空間にいる以上、常に関わらざるを得ないこともあります。
仕方ないですが作者の言う通り、淡々と付き合うしかありません。慣れれば多少腹が立っても耐えることができるようになるので、意識するようにしましょう。

私は性格上、好き嫌いがかなりはっきりしており、学生の頃も合わない人とはほぼ話しませんでした。仲の良い人が少数でもいれば十分で、嫌いなら関わらなければいいので楽でした。
しかし、社会人になるとそうはいきません。乗り越えるためには、付き合い方に加えて、初めに述べた「考え方の角度を変えること」が重要です。私がこの本を読んで実践したことは以下の通りです。

・「死ぬまでここでは働かない」と思って淡々と行動する
・他人に時間を奪われるのはコスパ悪いので楽しいことを考える

これらの点に意識をむけることで、徐々に余計なことを考えないようになりました(笑)私のように人付き合いがうまくなく不器用な方は時間がかかると思いますが、意識を向けることで変われるのでぜひ実践してみてください。私ができるのだから大丈夫なはず^^

 

5.うまくいかない時こそ自分の軸を大切にする

仕事に行き詰まりを感じた時こそ、自信を失いかけているときこそ、「自分の軸」を大事にする

「寛容力のコツ」より


この言葉がすべてを表しています!この1文見た瞬間、「これじゃん!」って思いました(笑)この記事で説明したことを総括すると、私は「自分軸」を大事にしながら生活していくことが1番だと考えています。

人生は、本や他人からのアドバイスを受けながら日々を過ごしていても、時には限界に達するときがあります。私の経験上から言いますと、この本をはじめとする様々な書籍やサイトで対策しても、心と身体が連動せず、具合が悪くなり休職することがありました。
本当にひどい環境にいる場合はすぐに逃げていいです。職場での状況が不安なら、逃げることに踏み切る前に転職先を探す準備をするのも一つの方法です。一般的には、退職を宣言してから転職活動を始める方が多いでしょう。このような行動も解決策の一つですが、その際には焦らずに落ち着いて行動することが大切です。
転職以外にも、職業訓練校に通ったり、アルバイトをしながら就職活動をする方々もいます。世間の常識や他者の意見に惑わされず、自分自身を振り返りながら、柔軟に行動していくことが重要だと思います。

まとめ

この本は人間関係や日常生活に関する知識が得られます。興味がある方はぜひ手に取ってみてください。読書が苦手な私でもスムーズに読めましたし、おすすめです。
また、「自分軸」を大切にし、自分がどうしたいかを常に考え続けることが重要です。私の周りには失敗しても立ち直っている方々がいますし、私自身も様々な経験を乗り越え、今は安心して過ごせています。
明日からゴールデンウィークです◎お出かけもいいですが、読書の時間にも充てるのはいかがでしょうか?





 


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