見出し画像

地域包括支援センターのマニュアルを作りたいというシサク

はじめに・・・・

ある日、新人職員のデスクの上に、一冊の本が置いてあった。
『地域包括支援センター運営マニュアル』と書いてある本だ。
聞くと、「包括職員の勉強のために買った。」とのことだ。

いやはや今の若いものは勉強熱心じゃのう・・・

しかし、買うのはその本ではない!

基本的にそういうのは自治体から来ている委託の仕様書とかを読めばいいわけで、新人に求められる知識はそこには載っていないのである・・・・
ドヤ顔の新人に、私は少し過剰気味の称賛をしつつ、彼にあげられそうな資料はないかと考えていた。

そうして、ふと、X年前の自分の新人の頃のことを思い出した。
私は特養の相談員から社会福祉士をとって包括に転職した。包括の仕事は教科書の範囲で知っている程度だった。
新人として煩悶していたとき、同時期に包括職員となった友人と居酒屋でグチっていたものだ、

『どうして新人ケアマネ向けの本は山ほど売っているのに、新人包括職員向けの本は売ってないのだ!?』
               と。
そこで二人で話した結論は以下のような感じだった。
・同じ包括職員でも自治体により仕事の仕方が違う。
・自治体の事業がコロコロ変わる。
・包括職員の母数が少ないから売上にならない。
そうして新人職員として語らった時代がもうX年前・・・あれからすっかり私はおじさんになって腹も出たのに、こうした実情は変わっていない。

新人時代の私が困ったように、現在進行系の新人もおんなじことで困っているのだ。

あらためて今、アマゾンを検索したところ一冊良さそうな本があったのが、

目次を見た感じ、基本が載っていそうなのでルールとか、法制度の話はこちらに譲ろうと思う。前記のように自治体から包括がもらっている仕様書を読んでいただくのもいいだろう。

ただ、目次を見た感じだと、新人職員のときにぶつかった壁やら悩んだことはこの本を読んでも解決しなかったろう。
なんせ新人の私が悩んでいたのは『自分は何を鍛えたらいいのだろう』とか、『どんな自習をすればいいのだろう』とか、この本を読む手前の部分で困っていた。

そんな私が書くこれからのノートでは、そういう俗っぽい事を書きたい。
細かい事を書きたい。どうでもよくて、でも新人の方が「明日使えるかも」と思ってもらえそうな事をを書きたい。

こんな素人の記事誰が読むんだという自問自答的疑問も胸の内にある。

甚だ突然ではあるが、アドルノという社会学者がいてその思索を紹介したい。
彼はある種の芸術活動をボトルメールにたとえている。
難破船で詩を書き、瓶に詰め、海に投げる。そんなイメージだ。
この営みは誰かの手に自分の詩が届くことを期待しているわけではない。むしろ自分に向けて海に投げているものだ、と。

突然、かっこつけてそれらしいことを言ってみたが、

まあ、そんな感じ!

地域包括支援センターのマニュアルを書いてネットの海に流してみよう、という試作/思索/詩作である。

他にもブログと判別できないものも書きます。


適当にね


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?