【企画】本を読んだ、だけなのに
私は今おびえている。
いつ警察が家にやってくるかわからないからだ。
私は殺人犯である。
今回の記事は、下の企画を踏まえた回答編。
まだの方は、下の企画を先にご覧ください。
ミステリー小説での意外な犯人。
例えば、犯人は警察。
遠く離れた場所にいる人。
飼い犬などの動物。
しかし、いまだ誰も実現させていない最後の不可能トリック、究極の「意外な犯人」というものがある。
それは一体誰?
それは、読者だ。
それを追求したのが本作。
ある作家の元に二億円で読者が犯人になるというトリックを買ってほしいという手紙が届く。
それをどうするか作家が葛藤する話である。
作者の日常など一見関係なさげな話が進むが……。
最後確かに私(なるるん)が犯人だと言える状況になってしまった。
逮捕されるかとひやひやした。(*´Д`)
最後に私が登場人物を殺すことになるのだが、それはそれは特殊な状況下。
よくそんな状況を考えだしたものである。
私は前回の投稿で「まっさかぁ」と思っていたが、まさかの事態になってしまったのは事実。
もうこの本以外で読者が犯人なんてものはないだろう。
この真相を知りたい人は是非読んでみてほしい。
また、他に読者が犯人になる小説を知っている人がいたら教えてほしい。