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オディロン・ルドンとめぐる現代日本


【現代社会の挿絵】企画展示

はじめに

サイクロプス(一つ目の巨人)や眼球などの【奇怪なモチーフ】で有名な画家オディロン・ルドン、彼の作品をみるとき、ある人は、暗く恐ろしい世界が描写されていると感じるかもしれません。実際、彼の多くの作品が暗い色味で構成されていますので、色調の観点からダークファンタジー的な世界観を連想してしまうのも自然な感覚だろうと思います。
ところが、描かれているキャラクターをよく観察してみますと、どこかユーモラスで、ときに可愛らしささえも感じることがあります。【そうそう、だからこそ、そのギャップが怖いんだよ】という発想もできるのですが、実際にキャラクターたちと向き合ってみると、不思議といつのまにか和んでいたりするものです。
僕は、一見すると不気味な深海魚が膨らんだり萎んだりする様子をユーモラスに感じたり、ぬるぬるした体表面の両生類がぷにぷにと動く様子が可愛らしく見えたりしますので、単純にその延長線上で、いわばそれらと同じノリで彼の描くキャラクターたちを愛でています。

オディロン・ルドン(Odilon Redon )1840年4月20日-1916年7月6日

さて、以下に展示しました七作品のモチーフであるデマ太郎(河野太郎)は現代日本に突如として現れた神話級の大うつけで、憎たらしくて、大嘘つきで、おもいっきりぶん殴ってやりたくなるような政治屋です。ヤツのひきおこす不愉快な事象は、現代日本で生活していれば、否が応でも耳目に触れるはずです。つまり【奇怪なモチーフ】というわけです。
本稿の目的は、そんなデマ太郎の愚行の軌跡(現代日本)をルドンと共にめぐることにあります。この試みにより、到底許すことのできない愚行を繰り返す奇怪なヤツでさえも、いわばルドン効果で、ひょっとするとユーモラスで可愛らしいキャラクターに見えてくるかも知れない…そんな可能性を実験的に検証することにあります。

まぁいろいろと書きましたが、実際のところは、あまり深く考えずカジュアルなスタンスで、またはデマ太郎を茶化し尽くすようなていで、暇つぶしの企画へご参加いただけれは幸いです。

サボテン男(Cactus-Man)1881

ハィ 次の質問どうぞ

2018年12月11日13時半過ぎ、当時外務大臣だったデマ太郎の記者会見が始まった。ヤツは、記者からの【日露関係について伺います】という問いかけに対し、前代未聞のやりとりを行った。それは【ハイ 次の質問どうぞ】という明らかに返答を拒絶する不適切な回答であった。
この不愉快な回答はこれ以降四回も連続し、さらにその間、デマ太郎はハナクソさえホジらなかったものの、耳の裏を指で掻く、コップの水を飲む、スーツの胸元のホコリを払うなど、およそ政治家とは思えない、不快極まりない醜態を晒し続けたのであった。これが後の【ショカンガイ】へとつながる伏線だったとは、この時、誰が予想できただろうか。

デマ太郎は、刺々とげとげしく尊大で横柄な事がリーダーシップだと勘違いしている愚か者の典型であろう。

仮面は弔いの鐘を鳴らす(A mask rings the death knell)1882

弔いの鐘を鳴らすのに 早すぎるという事は一切ない

2023年2月後半から3月にかけて、デマ太郎がワクチン被害者の遺族のツイッターアカウントをブロックしていたことが発覚する。
この鬼畜の所業の後から現在に至るまで、ワクチン薬害の犠牲者に対する謝罪の言葉は、ヤツの口から、ただの一言も発せられていない。

なぁデマ太郎よ、ワクチン薬害の犠牲者たちへ謝罪し、弔いの鐘を鳴らすのに早すぎるということは一切ない。出来るだけ早く実行した方がいい。
ただ…それでオマエが許されるかどうかは、全く別問題だがな…

笑う蜘蛛(Smiling-Spider)1881

ショカンガイ…✕12 avaTARO ver.

2023年2月13日 衆議院予算委員会にて、デマ太郎は、過去に関わった日露交渉や国内エネルギー政策に関するいくつかの質疑に対し、ここでも明らかに返答を拒絶する回答【所管外】を、あろうことか十二回も連呼した。
前回の同語反復【ハイ 次の質問どうぞ】と比較すれば、今回は実に三倍の反復力向上であった。
そして、さすがに十二回も同語を連呼されると、こちらの耳は、ヤツの【所管外】という言葉を【ショカンガイ】という単なる音の響きとして、つまり意味を持つ言葉ではなく単なる環境音として、捉えはじめる。
連呼される言葉、それは次第に、ヘンテコな虫の【ショカンガイ…ショカンガイ…】という鳴き声のように、僕の耳には聞こえてくるのであった。

ショカンガイ…✕12 demaTARO ver.

むむっ、なんかヘンテコな虫が土間で鳴いているなぁ…とりあえずスリッパで叩いておくとするかなぁ。

泣く蜘蛛(Crying-Spider)1881

今度は昆虫食でチョンボをやらかす

2023年2月19日 徳島大学で養殖されている食用コオロギを試食し…♡美味しかった♡ と感想を述べたデマ太郎、すぐさま多くの国民から手厳しい非難を受ける。
ワクチンデマで大チョンボをやらかしたデマ太郎、それに飽き足らず、また今度は不可解で危険な食材を国民へ奨励するというチョンボをやらかす。全くコリないヤツだ。
この一連の流れに対して少々うがった見方をすれば、先の大チョンボ(ワクチンデマ)を、姑息にも、奇をてらった話題(コオロギ 昆虫食)で覆い隠すようにして、市井の話題転換を図ったようにも見える。ところが現実はそれほど甘いモノではなく、想定外のさらなるチョンボとなったようだ。

おいっ!むし太郎!いやコウロ太郎!自分がスキで虫を食べるのは勝手だけど、そのご自慢の突破力とやらで、昆虫食を他人へ強制すんなよ。
だいたい、オマエの突破力ってのは単なる【強引さ】以外の何物でもないんだからな。

たまご(The Egg)1885

その薄いメンタルの殻じゃ 叩かれて秒で割れるかぁ

2023年3月15日 まだフォロワーが十人程度しかいない、僕の弱小ツイッターアカウントですら、デマ太郎は几帳面にもブロックしていた。その驚愕の事実に、この日、気付いた。
ただ、河野太郎のアンチ界隈だと、ヤツからのブロックは勲章みたいなモノなので、むしろ逆に喜んで、ブロック通知の画面をスクショし晒す人もいるくらいだ。だから当然僕も、落ち込んだりムカついたりということは一切なかった。
それにしてもヤツは、なんというメンタルの弱さだろう。それは、日頃僕たちが想像しがちな図太い政治家のメンタルとはかけ離れた、真逆の、いわゆる蚤の心臓とも言えるレベルではないだろうか。

デマ太郎よ!ブロックばっかで、殻に閉じこもってないで出てきなよ。みんな待ってるよ。
まっ、その薄いメンタルの殻じゃ、叩かれて秒で割れるかぁ…
安くても、買ってはいけない、デマたまご。

不思議な花(Strange Flower)1880

枯れることのない不思議な悪(デマ)の華

ワクチン犠牲者の遺族の言葉を借りれば【芋引いてワクチン担当大臣から逃げだした】デマ太郎は、今度はデジタル庁で、マイナンバーカードに関するデマを吐き続けている。
まるでヤツは、枯れることのない不思議な悪(デマ)の華である。だからそいつを手折るか摘み取るかするまで、ヤツの不愉快で稚拙なデマは残念ながら続くだろう。そして、そんな愚かしい時代に終止符を打つのが、僕たち有権者の役割なのだ。

嗚呼ああ…もう充分だ、デマ太郎よ、いいかげんデマはやめようぜ。そんなことばかりしていたら、オマエ、この先自分がどうなるか分かってんのかぁ。
なぁ、よく考えるんだ、まだ今なら、充分やり直せ…

…んわなぁ ムリムリw

おわりに

ここに展示したコラージュ画像と文章の一部は、2023年の2月から3月にかけて、私がツイッターへ投稿した作品たちです。
また【笑う蜘蛛/ショカンガイ…✕12/demaTARO ver.】だけは、本稿のために制作したものです。今後、折を見てツイッターの方へも投稿しようかと考えています。

本稿の主たる目的であった検証実験は、残念ながら納得のいく成果を上げることができませんでした。さすがのルドン効果を持ってしても、デマ太郎の毒気や瘴気をアク抜きし、ユーモラスで可愛げのあるキャラクターへ昇華させるとなると、やはりハードルが高すぎたのでしょう。ヤツは、どこまでも果てしなく憎たらしい顔つきでした。どうやら僕たちは、サイクロプスや眼球などとは比較にならないほどの、醜悪で奇怪なモチーフを扱ってしまったようです。
思うに、デマ太郎ほど人相の悪い政治家も珍しく、あれでよく人前で演説するような仕事が務まるなぁ…むしろ逆効果ではないか…と心配になってくるほどです。

実験成果として愛くるしいデマ太郎には出会えなかったものの、シニカルな笑いだけは、今回の企画で、なんとかかろうじて皆様の元へお届けできたのではないかと考えています。僕は、そこにこそ風刺画やコラージュにとって最も重要な役割が、大げさに表現するなら、存在意義があるような気がしています。
というのも、恐ろしい事とか腹の立つ事がおきて、恐れや怒りの感情で心がいっぱいに満たされると、冷静な判断ができなくなってしまいます。だからそんなときこそ、風刺画とかコラージュで一旦笑って、心の中の恐れや怒りを緩和して、それから冷静な判断をしたいものです。

2023年6月 なるるえる


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