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Crosby, Stills& Nash [ Same] Atlantic SD-8229
久しぶりにこのアルバム聞きました。ついついYが入ってる方を良く聴くので(笑)
元バッファロースプリングフィールド、元ザバーズ、元ホリーズのメンバーで作られた超スーパーグループ。事の話は、ママキャスの家に3人が集まってコーラスしたら凄い事になってしまいママキャスが「グループ結成しなさい」と言った。いう伝説的なお話。
アコーステックロックとしては元祖的なグループです、発売は1969年5月。西海岸ロックを語るには避けて通れないグループです。
このジャケですが、3人にピッタリの廃家をハリウッドで見つけひとまずジャケ用に写真を撮ったのがこの写真。この時点でまだグループの名前は決めておらず、後日CS&Nになった。所がジャケ用の写真は左からNS&Cになってしまうように座っていたので改めてCSNの順番に座るように撮りなおしに行ったところこの廃家は取り壊されて無かったとのこと。なんともトホホな話(笑)
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そんならグループ名もこのジャケの順番通りに Nash , Stills&Crosbyにしても特に歴史は変わらなかったと思うけどな(笑
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裏側にはドラムのダラステイラーが写っています、これは後から嵌めこんだ模様。
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ゲイトフォールドを広げると
やはり、ダラステイラーの写真が幽霊みたいで怖い。
内ジャケです
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ここでは、ほぼ球体といえるクロスビーが笑えます、ナッシュとおそろいのような毛皮のコートを着てその後の二人のディオに発展していく前触れのような写真。
オリジナルの凝った歌詞カード付きです。
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Impression
このアルバムでは随所にスティルスのエレキも聞こえてきますが、やはり主体はアコ、それに3声のコーラスの見事さ。これに尽きます。ちなみにベースもスティルス。発売の1969年のアメリカのロックといえば、サイケデリックは終焉、CCRの大ブレイクなどが主だった項目。そこにアコ主体のこのグループの衝撃的なデビューがあったわけです。
参加メンバーはダラステイラーの他にジムゴードンも叩いています、コーラスでママキャスも歌っています。
My Favorite Songs
Suite: Judy Blue Eyes (Stills)
邦題は有名な「組曲 青い目のジュディ」もちろんジュディコリンズの事を歌っています、しかし、デビュー盤の1曲目にこんな大作持ってくるなんて、1ラウンドKO勝ち!って感じです。3部構成になっていて僕はやはり最後のパートが一番好き。もうなにも言う事は無いロック史上を代表する曲です。
Guinnevere (Crosby)
クロスビーの楽曲、脱退前のバーズでも見せていた、不思議な感覚の曲です。このままソロアルバムも同じような感覚のアルバムとなっていくのです。イントロのアルペジオの不思議感といったらないです。
Pre-Road Downs (Nash)
ナッシュ作、後ろでリードギターが面白くなっています、コーラスはママキャスがつけています。
Wooden Ships (Crosby, Stills, Paul Kantner )
これも代表作となります。クロスビーとスティルスが語り掛け合うような有名なバース。その後の見事なBメロ、そしてギタープレイ。どれをとっても最高傑作であることは間違いありません。
Helplessly Hoping (Stills)
スティルスの隠れ名曲と私は思っていますが、Am7 C G Dと廻る循環コードが素晴らしい。自分的にはこの曲が一番好きです。邦題も素晴らしく「どうにもならない悩み」となっています。
Long Time Gone (Crosby)
クロスビー作、映画「ウッドオープニングオープニングで使われた曲、カッコいです。
Label
ワーナーのブロードウェイ表記のオリジナルです。 マトはA面C B面Bです。
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この後コーラスの分厚さを求めたか、ライブでのリードギターの為だか色々議論があるようですが、ヤングを加えさらにビッグになっていくのです。(ナッシュの発言ではスティルスは凄いリードを弾けるが、さらにもう一人ライバルがいればもっと凄いギターバトルが出来る、と言ってます)
一般的にロックの歴史の中では「デシャブ」が語られてファーストはあまり語られていませんが,やはりアメリカンロックの歴史上で重要な位置を占めていると思います。
クロスビーが居なくなった今となっては、10年前の来日公演に行けなかったのが心残り(同時期のジャクソンブラウンでお金使ってしまい行けなかった)せめてJBから2月遅れの来日なら行けたんですけど(笑)