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David Blue [ Stories ] Asylum SD-5052
ジュディシルがアサイラム第一回目の配信。そして次のSD-5051はジャクソンブラウンのファーストですが、これは私の記事の第一回目の配信(笑)になってますので飛ばして’(笑)アサイラム3番目のデビッドブルーの通算3作目の「Stories」です。
グリニッジビレッジのフォークシーン出身。エレクトラのSSWプロジェクトから3曲レコーディングし、その後ソロとしてエレクトラと契約、次にリプリーズに渡り、さらにアサイラムに移籍しこの作品を発表。
恥ずかしながら、SSW関係の本でよく出ているのですが、まるで興味がなく、まったくノーマークでした。 しかし、この「Stories」がブラックホーク99選にも選出されているのを知り、さらに若い頃ボブディランと親しかったそうなのでぜひ聞いてみたくなりました。
が、なかなか店頭で見ることはなかったのですが、10年前に名古屋市千種区のレコード屋SORCさんで売っていることを知り、初めてお伺いして購入したのです。(いまでは自分のホームグラウンドレコ屋です)
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USオリジナル盤は「 DAVID BLUE / STORIES」という表題がテープで張ってあります。UK盤では印刷されています。
実は、最初にお店で聴かせてもらいましたが、1曲目からあまりに地味で地味で(汗)8つの物語を低い声で淡々と語りかけるように歌っています。A面聞いた時点で「だめだ、これは」その日はあきらめて違う盤を購入したのですが、ライクーダーが参加しているし、リタクーリッジもコーラスしているしなぁー。
何回も聞けばよくなるかも知れないと思い、後日再度お店に行き思い切って購入しました。あれから10年、今では人生の友といえます(笑
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裏は本人の写真、表は似顔絵なのか?全く似てない気がします(笑)
インナーバックは本人の名前通り青い歌詞カードと本人の写真です。
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ところで、なぜデビッドブルーがアサイラムに移籍したか?というと。あくまで私の推測ですが、アサイラム総帥のゲフィンはすでにジョニミッチェルをリプリーズからの移籍を内定させていて、ジョニがデビットも勧めたのではないだろうか?昔の彼氏ですから(笑)
Impression
ひとまずじっくり聞いてみましたが、やはりなじめません、しかし我慢して10回ほど聞いてみると、妙に心地よく感じてきました。もっと聞くとだんだんブルーの奥深い世界が覗けてくるようにじっくりと深みにはまってきます。
まさにこの人にしか作れない大人の色気、どこを切っても同じような金太郎飴的な作品ですが、人生を知り尽くした渋すぎる声が(と言ってもわずか41歳で死んじゃうんですけどね)が頭から離れなくなるのです。
My Favorite Songs
Looking For The A Friend
とつとつと始まるオープニング。一定の同じリズムのバック。初期のディラン的であります。この曲、一発で気に入る人はそうそういないと思いますが。そのうち慣れてきます(爆
Sister Rose
さらに2曲目、「これでもか、これでもか」とイジメのように同じような曲です。これがブルーマジックなのか(爆
Marianne Blue
B面のオープニング。ここではアコーディオンなどもが入り「おっ感じ違う」と思わせといて歌に入ると「やっぱ同じか」ってなります。けどこの曲イイです。
Fire in the Morning
イントロのピアノがジョニミッチェル的です、さすが付き合っていただけのことはある。中盤からストリングスも入ります。
The Blues (All Night Long)
リタクーリッジは最後の曲にかすかに聞こえる程度のコーラスをつけています、「たったそれだけ?」ってな感じですかね(涙)ライのスライドもこの曲だけ?
Label
US白アサイラム、マトは刻印が薄くてよくわかりません。
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若くして亡くなったこの人ですが、最高傑作は本を読むとほぼこのアルバムとなっています。この後イーグルスらとも共演したそうですがそちらの評価はいまいちなようで。これ以降の作品も出来不出来が激しく「Stories」以上の作品は残せてないです。
この作品1枚だけあればいいのかな?という感じもあります(他に2枚はもっえすけど)
そして、私的にはもう一枚同じようなアルバムがあります。
エリックアンダーソンの「Blue River」です。
両作品とも聞けば聞くほど味わい深くなるスルメのようなアルバムです。