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Bruce Springsteen [ Born to Run ] UK CBS S-69170
ブルーススプリングスティーン(以下ブルース・・・ボスという表記の仕方は日本人の私には馴染めない)の一番の代表作「ロックンロールの未来を見た」といわれるこのアルバム。
実は、自分の48年のロックリスナー歴でこのアルバムを一番沢山聴いています。これは間違い無い事実(笑)もっと言えばオープニングの「Thunder Road」に至っては、限りなく何度も聴いています。自分を勇気づける為に必要な曲なのです。
1974年発売のこのアルバムは少し遅れて2年後くらいに聴きました。確か高校2年の頃くらい、オープニングからなんという疾走感、清々しさで一気にブルースに夢中になりこのアルバムを買ったのです、その後あのメガヒットの「Born In The USA」までは必ず発売と同時に購入。
しかしこの「~USA」がイマイチ良くなく、たぶんブルースが「アメリカを背負ってる感」、そしてダンサンブルになったりして、その後は離れて行きます。作品は出るごとに買いましたが、直ぐに売ると言うことが続きます。その代わりにバンドを離れた相棒のリトルスティーブンのソロの方を買ったりもしました。
このアルバム、今まで何枚も買いました。当時買った日本盤、その後又買い直した日本盤、CD、US高音質盤、USセカンドプレスなどはどうしても満足出来ない音なので売却。その後SORCさんで見つけたUK初盤と変わりました。
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フェンダーのエスクワイヤー(テレキャスターの最初の名称)を抱えたカッコイイ最高のジャケです。
やはりこのアルバムはゲイトフォールドを広げて見ないと本来のニュアンスは解らないでしょう。クラレンスがここで登場(笑
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今は亡き大好きな評論家、小尾隆さんの本のコメントをそのまま引用。
「ジャケがいい。クラレンスクレモンスの肩に腕を置くブルーススプリングスティーンがニヤついている。(いい娘だね)とでも(今晩一杯やろうぜ)と語りかけているのだろうか」
US初回盤は裏ジャケのプロデューサーのジョンランドーのスペルが間違って表記されていますが、UK盤も同じく間違っています。
当初はJOHN LANDAUというスペルですがこれは間違いでセカンドプレスからJONに変わります。
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音の方は比べた結果、断然UK盤の方が音が出ていて、なんかmonoのような迫力がありました。たぶんUS初回もこのくらいの音が出ていると思います、が、しかし、US初盤は今まで見たことがなく、あっても自分には買えない値段だと思います。と言うことで一先ずこのUK盤(なんとか買えた値段)で長い旅は終わりにしました。
サックスはクラレンスクレモンズ、ベースはギャリータレント、ドラムはマックスワインバーク(この人のスネアの叩き方めちゃ大好き)、ピアノのロイビタン、その他。
ここではまだ完璧なEストリートバンドではなく、リトルスティーブンはコーラスのみ、キーボードのダニーフェデリシも1曲のみにしか参加していません。
Impression
このアルバムにおいて感想はないです。
My Favorite Songs
Thunder Road
今後とも自分の人生で生きていくのに必要な曲はこの曲と、ディランの「Like A Rolling stone」以外ないです。
数あるライブ画像で一番涙腺が緩んだこの2016年のライブ
クラレンスの甥のジェイクのサックス、マジで泣けます。
Backstreet
あまりに印象的なロイビタンのピアノで幕開け。重い曲ですがA面最後に相応しい。NYCでのライブ。
後半のスティーブンとのワンマイク、鳥肌もんです。
Born to Run
ロックンロールの中でAメロ、Bメロ、サビと、これほど完成された楽曲はない、と自分は思っております。
マックスのスネア、音抜け素晴らしい。
Meeting Across The River
イントロのトランペットが都会的で非常に洗練されている。サックスではないところがミソかな。ここからラストの流れが最高に都会的です。
Jungleland
各面1曲目に見事なロックンロール、最後にこれまた見事なドラマティクな曲、完璧なアルバムです。まさにラストを飾るには相応しすぎる。
Label
UK盤はCBSオリジナルのサンバースト、マトはA面1J B面3Aでした。
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昨年ブルースは、コンサートを辞める必要はない。と発言しています。来ないかなー、見たいなー。(来ても名古屋、飛ばされるだろけど)
やっぱブルースは現在もカッコいいですが、このアルバムから「The River」辺りまでが自分に取っては一番なのでしょう。
今月はnoteで初の書き下ろしも書く予定です。