「周囲の環境にも気を配る」百萬買宅 千萬買鄰

百万もて家を買い、千万もて隣を買う
―百萬買宅、千萬買鄰―

[原文](南史 呂僧珍傳)
百萬買宅、千萬買鄰。

[書き下し文]
百万もて家を買い、千万もて隣を買う。

[原文の語訳]
居宅に百万のお金をかけるなら、隣に千万の金をかける心がけが必要である。

[解釈]
住居を考えるときには、建物の善し悪しよりも隣の善し悪しを考えなければいけないということです。

住みやすさを考える時、家自体も大事ですが周辺の環境にも注意をすることも大事です。

精神的なこともありますが、物理的に隣が空き家だったり難がありそうな物件である場合、地震や災害によるもらい火などの被害を被る可能性もあるわけです。

人間関係でも、自らを高めることとともに同業者組合や異業種交流会などで出席するなど交友関係も築いておきたいですね。

利己的な部分だけに注力するのではなく、少しズラして利他的な部分に注力しなくてはいけません。近くに好敵手を見つけて、切磋琢磨して相乗効果を常に得られる環境が作れると良いですよね。

自分のところだければ良ければという自己満足に明け暮れるトップには困りものです。

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