「気を引き締める」逸予可以亡身
逸予は以て身を亡ぼす
―逸予可以亡身―
[原文](新五代史)
逸予可以亡身。
[書き下し文]
逸予は以て身を亡ぼす。
[原文の語訳]
遊楽は自分の身を滅ぼす。
[解釈]
楽ばかりしていると身を滅ぼすということです。
歴史でも苦労した先代から交代した二代目の放漫さに経営が傾いたという話はあります。
創業よりも守成のほうが難しいといわれますが、興した苦労を忘れて楽をしてしまっていると、あっという間に没落してしまうということですね。
実績があると、いつでもやり直せる、取り返せると気を緩めがちですが、その間に新たな脅威が出てきて取り返しがつかなくなる危険性があります。