「ゾーンに入る」閉心自慎、終不失過兮
心を閉じて自ら慎しみ、終に失過せず
―閉心自慎、終不失過兮―
[原文](九章 橘頌)
閉心自慎、終不失過兮。
[書き下し文]
心を閉じて自ら慎しみ、終に失過せずとこと。
[原文の語訳]
心の中にしまって自らを慎しむことで、最後まで失敗することはない。
[解釈]
心の中に常に思いを秘め自戒することで、失敗をしないということです。
口に出し周りに知らせることを自らを奮起させるという成長方法もありますが、公言することでわずなか私欲が生まれ、あらぬ方向へブレてしまう可能性もあります。
公言することで周りが期待を寄せたり、逆に嫉妬心をかってしまったりと雑音が聴こえるようになり、集中できなくなってしまってはいけません。
匠と呼ばれる職人は黙々と仕事に打ち込むものです。
ゾーンに入る習慣を身につけたいものです。