「洞察力を養う」愚者闇於成事、智者見於未萌
愚者は成事に闇く、智者は未萌に見る
―愚者闇於成事、智者見於未萌―
[原文](戦国策)
愚者闇於成事、智者見於未萌。
[書き下し文]
愚者は成事に闇く、智者は未萌(みほう)に見る。
[原文の語訳]
愚者は目に見えて結果がわかるようになっても気づかず、知者は表面に出てこないうちに察する。
[解釈]
できる人は事前に察知することができるが、残念な人は誰もが気づいているのに本人だけ気づけないでいる。
変化に敏感に反応できるように日頃からアンテナをはって観察していると、わずかな変化にも気がつけるのです。加えて収集した情報の分析や過去にあった事例との照合をもとに、的確な判断を下せる力を持ち合わせることができれば理想ですね。
株の投資をしている人は、基本中の基本のことかもしれないですね。
局地的なブームがやがて全国的に広がる場合、いち早く情報をキャッチしてれば遠方でも他社に先手を打つことができます。ブームになってから乗ろうとしても商品がないなんてことも。
ここは「先見の明」よりも「洞察力」が適切かもしれません。