「見抜ける人が必要」千里馬常有、而伯楽不常有
千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず
―千里馬常有、而伯楽不常有―
[原文](雑説 下)
千里馬常有、而伯楽不常有。
[書き下し文]
千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。
[原文の語訳]
千里も走る名馬はいつでもいるけれど、それを見抜く人はいつもいるとは限らない。
[解釈]
馬を人に置き換えれば、いくら才能のある人でも、それを認めてくれる人がいなければ力を発揮することができないということです。
できる人は先見の明や洞察力をもちあわせ、これから成長する物や事を見極めることができるのです。
適材適所な人事ができている組織や選手の特性を活かせているスポーツチームは強いですよね。
全国大会への出場も叶わず、試合でも特に目立つ成績を出せなかったけど、プロからスカウトを受けて大成する選手がいるものです。
迷惑魚が今や高級魚となっているケースもそうかもしれません。困難な問題から新たな発見ができるのもここでいう伯楽ですね。