「鑑識眼を養って決断後はブレない」疑人勿用、用人勿疑

疑わしき人ならば用うるなかれ、用いた人は疑うなかれ
―疑人勿用、用人勿疑―

[原文](通俗編 交際)
疑人勿用、用人勿疑。

[書き下し文]
疑わしき人ならば用うるなかれ、用いた人は疑うなかれ。

[原文の語訳]
疑いのある人なら使わず、使うなのらその人を疑わない。

[解釈]
人材であれば不安があったり疑いのある人は登用せず、登用したら全面的に任せて疑ってはいけないですし、他のどんなことにも当てはまりそうです。

自信が持てないなら用いず、使用するのであれば途中で間違ってなかったかと悩んではいけない。とにかく「迷わない」ということですね。迷う時間はもったいないですし、考える分だけ集中力もかけ注意力も散漫になってしまいます。

任せた後に不安が残るようであれば、定期的に声掛けなどフォローするようにしましょう。そうすれば小さな傷口のうちに対処することも可能です。そもそも「任せたから」といって任せっきりではいけないのです。

試験でも時間配分で悩むようであれば、最初に全体に目を通して、どの問題から取り掛かるか優先順位を決めます。まずは解けそうな問題からはじめ、それでもちょっと難しそうであれば見切りをつけて次の問題にいくようにします。後回しにした問題は余った時間を割り当てるようにすればよいのです。

仕事でもまずは取り掛かりやすく、確実に処理できそうなところから始めることで勢いをつけて、メインの業務にいくとよいと言われますね。

無駄な時間や悩む労力を減らすためには「人を見る目」や鑑識眼、物事でも先を見通す「先見の明」を持ちたいところです。

人を見ず数字だけしか見てないようだと騙されてやすくなりそうです。

「売れるかな、どうかな」と悩むよりも「これは自信を持って売れる」商品の方がお客さんへのアプローチも違ってきます。売り切る執念も違ってくるので無駄な在庫も減っていくのです。

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