「集積が成果を生む」聚少成多、積小致巨
少を聚めて多を成し、小を積みて巨に致す
―聚少成多、積小致巨―
[原文](漢書)
聚少成多、積小致巨。
[書き下し文]
少を聚(あつ)めて多を成し、小を積みて巨に致す。
[原文の語訳]
少しのものを集めて多くし、小さなことを積み重ねて多くする。
[解釈]
小さなことでも集めたり積み重ねることによって大きくすることができるということです。
毎日の積み重ねがやがて大きな成果を生みます。少しの改善が大きな利益に繋がります。すぐに成果はできなくても続けることが大事です。
「一人ひとりは小さな力でも、みんなで力を合わせれば」ということですね。
蓄積された衆知や経験知は偉大なものです。マニュアルも最初は薄っぺらなものであっても、随時、追記や改訂していくことで厚みも増しますが内容が洗練されていきます。
辞書や百科事典も一項目は数行に満たないものですが、圧倒的な項目数を誇ることで存在価値を高めています。
組織でもトップに求心力や明確な目標がなくてはせっかくの力も分散してしまいます。