鼻からインスリン
重度の糖尿病だった義母は毎日自分で注射していた。
腕ばかり打つとだんだん皮膚が硬くなるので、脇腹とか太ももにまで打っていた。インスリン注射は負担が大きい。
今は鼻から吸入することができるらしい。鼻だけでなく、肺から、皮膚から、口から、直腸からと研究はめざましく進んでいる。
アルツハイマー病は脳の糖尿病と言われるが、鼻からインスリンを吸入させと、卓効があることが知られてきた。城西大学関俊暢氏の詳細なレポートをネットで見ることができる。(☞「薬学雑誌」の投稿論文より)。経肺装置の方はCANONが研究を続けている。
ちなみに、製薬業界の現状は、わが国主要製薬企業10社の研究開発費の実態、1品目当たり研究開発費用500-1000 億円を使って、研究開発の成功率確率1/10000。ずいぶん大変な商売である。
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