naruna@中学受験応援

中学受験の個別指導講師5年目の大学院生です。 算数がメインで理科や国語も担当しています。 中学受験の勉強について何かしら発信したいと思います。

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最近の記事

日能研本部系と関東系の違いって?

ご無沙汰しております。narunaです。 今回は日能研について取り上げてみたいと思います。 以前Twitterでこのようなつぶやきをしたら反響があったのでまとめてみたいと思います。 中学受験業界で全国に展開している日能研ですが、運営会社は(株)日能研、(株)日能研関東、(株)日能研関西、(株)日能研九州、(株)日能研東海の5つに分かれて運営されています。 関東以外は各地域に分かれて運営されているものの(中国地方は関西)、関東は本部系といわれる(株)日能研と、関東系とい

    • 理科の濃度の問題

      ご無沙汰しております。narunaです。 今回は理科の濃度の問題について書いていきたいと思います。 同じ濃度の問題でも算数の濃度と理科の濃度では出題が大きく異なります。 一番の大きな違いは飽和水溶液の状態を考えるかどうかです。 算数は基本的に混ぜるのは食塩のみで、飽和の状態つまり、溶け残りが出る状態は考慮しません。 問われる状態は濃度や混ぜた食塩の量のみで、それらを計算で求める力が問われます。 それに対して理科は、溶け残りの状態を考慮する必要があります。 溶かす物質や水

      • 公立中高一貫校について

        皆さんいかがお過ごしでしょうか。 自分自身の課題に追われていてなかなかnoteを書けませんでした。申し訳ありません。 さて今回は公立中高一貫校について書かせていただきます。 関東、関西を中心に学校数が増えてきており、人気がかなり出てきています。 公立のため、基本的には学費はかからないながらも、私立のような高度な教育を受けられることから年々倍率が上がってきています。 私自身も神奈川の中高一貫校に受検して合格したこともあり、公立一貫校の対策講座を持っていたため、その経験

        • 直方体の断面のメカニズム

          こんばんは。 今回は直方体(立方体)の断面について考えてみたいと思います。 立体の断面はかなり成績がいい子でも苦戦しがちな分野でもあり、苦戦する親御さんも多いかと思います。 塾の先生によっては問題集で決まったパターンの図形が多く、切断する点のパターンで覚えさせることが多いようですが、それだと見たことのないパターンに全く対応ができません。 普段から立体の様子をイメージするために、ご家庭では豆腐を実際に切って断面を見てみるといった体験も大切だと思います。 しかし、教えてい

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        • 理科
          1本
        • 算数
          2本
        • 国語
          1本

        記事

          物語文と説明文の違い

          今回は国語について述べたいと思います。 個別指導では算数や理科と比べて国語は一般的に伸びづらい科目であるため、あまり教える機会は多くないですが、春期や夏期の講習期間に指導をすることがあります。 そこで担当する生徒は、算数と理科はよくできるのに国語がいまひとつで全体の成績に大きな影響を及ぼしている子がほとんどです。 そして、そのような子は共通して集団塾での国語の授業で、ただ聞いているだけになってしまい、先生の話は理解しても文章の読み方を全く抑えられておらず、物語文と説明文

          物語文と説明文の違い

          濃度の問題(ビーカー図とてんびん図)について

          今回は濃度を取り上げてみたいと思います。 算数の割合の中で大きな割合を占める濃度の問題ですが、解き方が人により大きく異なる分野だと思います。 主な解法は ビーカー図 面積図 てんびん図 の3つが挙げられますが、公文等で数学を学んでいる子は連立方程式で解いてくる子もいますね。 面積図とてんびん図は基本的に考え方は同じなのでここではビーカー図とてんびん図の2つを中心に述べていきたいと思います。 僕が小学生の時はてんびん図でほぼすべての問題を解く先生に教わっていたことも

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          Web講義について感じること

          コロナウイルスが猛威を振るい多くの塾がweb講義となっています。 中小規模の塾はzoomなどを使って双方向の講義を行っているそうですが、大手塾は動画配信がまだまだ主流だと思います。 その映像も能力別になっておらず、できる子には簡単すぎ、できない子には早いと感じてしまうことも多いことでしょう。 四谷大塚や日能研の偏差値で65を超えるような子ならある程度は自学でもどんどん進めるでしょうけど、それ以外の子では理解はできても定着までは難しいのが現状だと思います。 それ以前にい

          Web講義について感じること

          自己紹介

          初めまして。なるなと申します。 私は中学受験向けの個別指導講師を4年以上行っています。 普段は主に受験の算数、時々理科や国語も担当しています。 これまで御三家と呼ばれる学校に合格した生徒から、大手塾の入塾テストにこぼれてしまうような生徒まで多くの生徒と接してきました。 今回noteを始めさせていただいた経緯は、このようなご時世のため、大手塾は軒並み対面での講義ではなく、webでの講義となっています。そのため家庭で学習する時間が多くなり、親御さんの負担が大きくなっていま