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東洋医学で便秘対策
常にある相談の一つが
「便秘」
です。
本当に生きている限り永遠のテーマですよね。
出ないとしんどい。
出過ぎてもしんどい。
永遠のテーマということは
それだけ便の状態に体や食事の影響がダイレクトに出るということなのです。
①漢方で考える便秘
漢方の考え方で便秘とは「大腸の伝導機能の低下」です。
体質や普段の生活に乱れがあると、大腸の機能が乱れ便秘になります。
②子午流注から見る便秘
子午流注とは時間によって気が流れやすい臓器があり、その概念です。
![](https://assets.st-note.com/img/1730684537-IYQsDJyiXVroC5SeTtB7P9p6.jpg?width=1200)
これを見ると大腸は何時から何時になりますか?
そうです。5〜7時です。
つまりこの時間に便通があると体のリズムがうまく回ります。
かと言って、、、
この時間、めちゃくちゃ忙しい時間ですよね。
まずはこの時間にトイレに行って
少しだけ便を出す努力をしてみましょう。
それだけでも体が反応して、この時間に便が出やすくなる場合があります。
体に教え込ませるようなイメージです。
ぜひやってみてくださいね!
③漢方医学では下剤は出すだけじゃない
便は体の中の要らないものを出すだけ。
いえいえ。東洋医学では便はもっと深い意味があるのです。
「気」と関係がとても深いのです。
「気」とは私たちの体を構成する成分である気血水の一つ。
エネルギーと言うとイメージしやすいです。
(ヨガだとプラーナとか)
気が滞るとイライラしたり鬱々としたりします。
便が出るとお腹で気の流れを滞らせていたものがストンとなくなり
気がぐんぐん巡ります。
その為、便が出ると気持ちまでスッキリします。
ストレスなどからくる症状に使う漢方には便を出す成分が入っていることがあります。
また、気が不足している人が下痢になると
気まで流れ出て、下痢の後とてもだるくなります。
気虚で下痢がある方はまず下痢を止めることが重要です。
このように便と気には深い関係があるのです。
④体質から考える便秘
きっと皆さんが読みたかったのはここですよね。
体質別に便秘の対策を解説していきます。
胃腸に熱がこもっている方
【症状】腹痛、口の渇き、暴飲暴食、口臭など
【オススメの食材】緑茶、ゴーヤ、トマト、きゅうり、バナナなど
普段の食生活や体質により体に熱がこもることで便秘になっています。
便は硬めで匂いがきつい傾向があります。
体力があり、体も痩せ型では無い方に多いです。
ストレスや運動不足タイプ
【症状】胃の痛み、お腹や胸が張る、喉が詰まったような感じがする、ストレスがある、下痢になる時もある
【オススメの食材】柑橘類、大葉、ピーマン、ジャスミン茶、イカなど
気の巡りが悪く便秘になっています。
このタイプには軽い運動もオススメです(キツ目の運動で爽快感があればそれでもOK)
ストレスのある生活を見直してみることもオススメです。
体力が無い虚弱タイプ
【症状】食欲がない、疲れやすい、眠りが浅い、髪がパサつく
【オススメの食べ物】ジャガイモ、山芋、鶏肉、椎茸のスープ、にんじんなど
体力が無かったり、産後や年齢により潤いや血が不足しコロコロした便になります。オススメの食べ物を中心に食べて養生してみてください。
冷えて内臓の動きが悪いタイプ
【症状】体が冷えている、疲れやすい、顔色が白い、腰痛
【オススメの食べ物】エビ、くるみ、シナモン、ラム肉、ネギなど
もともと虚弱体質であったり、加齢に伴ってこの体質になります。また冷たいものの摂りすぎ、薄着、冷房にあたり過ぎでこのタイプになる方もいます。便は最初は固くその後が緩い傾向にあります。
世の中の便秘対策があなたにあっているとは限らない
世の中に便秘にいいと言われるもの
どれだけあるでしょう?
さつまいも、きのこ、バナナなどの食物繊維
これらがあっていない方もいます。
便を出すお茶などを飲んで無理やり出して
そのあと「気」まで奪われてぐったり→余計に便秘
の負のループも。
東洋医学は全ての方のための医学です。
賢く世の中の情報をチョイスしましょう!
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