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初夏の茶会 草々さん



心地良くてあたたかい、心が浄化されるような体験でした。




4月18日 初夏の茶会の開催を知る

奈良県生駒市にある暮らしとうつわのお店
草々 さん

Instagramの告知を見て、
5月29日、30日で初夏の茶会が開かれる事を知りました。

畑中 篤さんの茶器で
茶人  hitofuki  森繁 麗花さんが淹れるお茶と
山の麓菓子店さんのお菓子を頂く会。

“冒頭から最後まで瞑想に近い体験”
“お茶の概念が変わる程の体験”

既に森繁さんのお茶を体験された畑中さんがそう話された事もInstagramに書いてありました。

『気になる...。気になりすぎる...。なんて贅沢な会なんだ...。素敵な器でお茶  が体験できるなんて...。
でも平日だしな...。このスケジュールで奈良行けないよな。』

と思って一旦Instagramを閉じてしまっていました。

でもやっぱり気になって、草々さんのInstagramの文章を何度も読み返して

4月26日 決めた!

やっぱり、行きたい!!
そうか!私5月末で会社辞めるんだった。
有給を使ってリフレッシュも兼ねて行ってこよう!

えい!と森繁さんのInstagramにDMを送って予約をしました。
返信での森繁さんの素敵な言葉選びに癒され、これは素敵な会になるはずだと確信。


5月30日 12:30 お茶会はじまる



目をとじる
鳥のさえずりが聞こえる
シンとした心地よい静けさ

森繁さんの淹れるお茶の流れる音

畑中さんの急須から注がれる、なめらかで美しいお茶の曲線

淹れてくれた全てに感動がある、お茶の香り、味

おそらく緊張しながらも、それぞれのお茶のこと、お茶農家さんのこと、みんなが自分の為にお茶を淹れて欲しいという想い
真っ直ぐに伝えてくれる彼女の姿は、何度もグッと心に響いて泣きそうになってしまいました。

山の麓菓子店さんのお菓子

そしてこの、お茶に合わせて用意して頂いたお菓子。

柿の葉の上にのっている

見た目も雨露のようで本当にため息が漏れる程なのですが、
ひとくちで口に含むと “ぱちゅん” と弾けて、爽やかできゅんとした柑橘の美味しさが広がります。少し苦味のある爽やかなお茶と合わせると、雨上がりの新緑の中にいるような感覚。
目を見開く程、食べて感動しました。
こんなに感動するお菓子は初めての体験。

おそらく柑橘シロップ(甘夏だったかな?)を寒天で包んでいるんだと思うのだけど、検索しても出てきません。山の麓菓子店さんのInstagramでも、“爽やかな香りが弾けるお菓子”としか書いておらず。
まさにそうなんだけど、詳しい真相はわからないまま。

あれは幻のお菓子だったのでしょうか……。
とにかく繊細で情緒のあるお菓子でした。

14:00 お茶会おしまい

終わった後の余韻で多幸感が凄く、ぽーっとしてしまう。
心が浄化されるような、ものすごい体験だった...。

私が絵が上手だったら、今回の体験を絵で伝えたいなと思ったんだけど、絵があまり上手ではない。

でも、

下手でも良いじゃないか!

私が感じたままに書いてみよう!と思い直して描いてみました。


あたたかな新緑の中に包まれているイメージ

森繁さんはかわいらしくふわりとした印象で、自分でそそっかしいと言っていた言動にクスりとしてしまう。とても愛嬌のある方でした。
お茶会ってマナーを間違えたらどうしようって、緊張してマナーに意識が向いてしまうと思う。
でも今回のお茶会は、マナーはなく、気楽に*
という雰囲気だったのでリラックスしてお茶とお菓子と器と自分に向き合えた気がしました。
それも森繁さんだからこそ、あのお茶会の雰囲気が創り出せるのだなと感じます。
一緒の時間に茶会に参加した方とも自然と話すことができて、楽しくて、癒されて、とても幸せな時間でした。

お茶の時間が自分を癒す、あんなに尊いものだなんて。
帰ってから、私も自分の為にお茶を淹れる時間を大切にしたいと思います。


草々 高根 恭子さん

お茶会が終わったあと、憧れの高根さんのお話を沢山聞くことができました。親身に話して頂いて本当に嬉しかったです。

noteで記事を読んでいて、自分や周りの方(作り手さん・お客さん・ご近所さん)に真摯に向き合っている方だなと思いました。
暖かな人柄は文章から伝わってきます。
そして実際会ってみると、文章そのまま、とても暖かな方です。

奈良に来てからは順風満帆なのだと思っていたけれど、これじゃ東京で働いていた時と変わらない…。と辛くなった時もあったこと。
「器屋さんをやろう!」と決めてしまってから物件を探したこと。
自分のことを不器用な人間だとおっしゃっていたけれど、不器用か、器用かよりも、様々な作り手の方とお客さんを繋いでいることに感動します。

今回は、畑中さんのと森繁さんのお茶と森の麓菓子店さんのお菓子

このお茶会がなければ、知ることもありませんでした。
こんなに丁寧に作られた器があるなんて、こんなにもお茶の時間が尊いものだなんて、お菓子で人を感動させることができるだなんて。
それらを全て繋げて、伝えているのが高根さんなんだよなぁ。
本当に尊敬しています。

私も「食べる」だけじゃない食の楽しさを伝えていきたい。
私の得意なことは『わかりやすく視覚的に伝える』なので各SNSに文章や写真を交えて発信しているのだけれど、
文章で伝えることの方が多いからと最近ライター系のオンラインサロンに入会しました。
そこでちょっとした違和感を感じていました。でもお金を稼ぐためには必要なことなんだろうし…。と思ってその違和感に蓋をしてしまっていました。

・読む人のことばかり考えた記事にすると、相手に合わせてまた自分がなくなってしまうんじゃないか。
・それってまた私じゃなくても良い仕事にならないか。
・もうそれならAIで良いんじゃないか。

どんどんモヤモヤが出ていたけれど、見てみぬふりをしてしまっていました。

自分がどうして良いと思ったのか
どうして美味しいと思ったのか
自分の気持ちに向き合って書いてみたらどうですか

高根さんにこの言葉をかけられてハッとしました。
私はよく『素敵』とか『すごい』という言葉をよく使ってしまいます。
どこがどう『素敵』なのか『すごい』なのかは伝えていなかったと思うし、自分なりに詳しく向き合ってもいませんでした。

そうか。自分がどう感じたのか、なぜそう感じたのか、とことん向き合えば誰にもとって代えられない唯一無二になる。
自分のことは、自分にしかわからない。
ただただ、自分に向き合って書いてみよう!
ストレングスファインダー 内省5位の私にならきっとできる!!


今の私に一番必要な言葉をくれた高根さん。
本当にありがとうございました。
焦らず、楽しく、まずは自分の為に書いてみます。

帰り道、高揚感でホクホクとした気持ちになりました。
そういえば前回来た時もこんな気持ちになったなぁ。

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