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長谷川町子美術館・記念館へ行ってきた。

頭に黒い団子をつけた人影がモゾモゾと動いていた。
何だろう、と思い中へ入ってみると……。

サザエさんだった。


しかも6人いた。

明るいサザエさんたちに誘われて、どんどんゲームに参加する私。(ちなみに一人で来ている)

わなげ・絵合わせゲーム・分譲住宅作り

分譲住宅作り・・・色を付けて自分の家を建てられます。
私の家はバーとりんごの木に挟まれています。笑


ゲームへ参加すると、缶バッチだったり、絵葉書だったり、なかなか良い景品が貰える。

どうやら、アニメが今年55周年を迎えることを記念して特別展を開催しているようだった。

頭に黒い団子をつけた人影は、サザエさんのカチューシャをつけた明るいスタッフの方だった。

そんな事も知らずに、サザエさんのゲームに迷い込んだ私。
前日悲しい事があり、正直全然そんな気分ではなかった。もっとゆっくり、しっぽり見ようと思っていた。
私とサザエさんたちのテンションに、歩いていたら崖の上から声をかけられているくらいのギャップを感じた。しかし陽の力に引っ張られ、どんどんゲームへ参加しているうちに、いつの間にか少し元気になっていた。

ゲームに参加して貰った景品


少し軽くなった気持ちで美術館を後にし、道を挟んだ向かい側にある記念館へ。1階は撮影OK。

記念館も、楽しませる工夫が沢山!
板の壁に専用のチョークで落書きが出来たり、

チョークを動かすと、光が追ってくる。

昭和の茶の間が再現されていたり、

大きなデジタル画面で原画の四コマ漫画が読めたりと、子どもも一緒に楽しめる空間だった。


2階は長谷川町子さんの生涯を知れる常設展示室と企画展示室がある。
「のらくろ」で有名な田河水泡先生に弟子入りをし、なんと15歳にして漫画家デビューをした町子さん。

そんな町子さんは普段ほうじ茶一辺倒で、ほぼ毎日ハーフカットのパパイヤを食べていたらしい。
1階の喫茶店では、ほうじ茶や珈琲、紅茶も飲むことができる。パパイヤを食べていたエピソードを知ってもらおうと、ドライパパイヤやパパイヤサイダーのメニューもあった。

ほうじ茶とドライパパイヤ
漫画も読めます!


ほうじ茶が入っていた蕎麦猪口にはサザエさんの四コマ漫画も描かれていて、器をぐるっと見ているだけで楽しい。

「タラちゃーん!」

「はーい!!」

この喫茶店では番号ではなく、サザエさんのキャラクターの名前で呼んでくれる。

店内にはマスオさん、カツオくん、サザエさんもいた。

訪れた人を楽しませる工夫が沢山だった長谷川町子美術館・記念館。
外を出る頃には、すっかり気持ちが軽くなっていた。



※アニメの特別展はもう終了していて、12月6日(金)まで全館休館ですのでお気をつけください。

それにしても、私が行った日の2日後にはアニメ展が終了していたので、タイミングってあるものだなぁ。

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