5/3雑記 ~緑黄色社会ライブツアー@梅田クラブクアトロ~
緑黄色社会のライブへ行ってきた。
一応念のために触れておくと、緑黄色社会はバンド名である。
iTunesに謎のアートワークを提示されたアレだ。
可処分時間の限界により、高校生のようにがむしゃらに一つの音源を聴きこむことができない昨今、MVが刺さる→アルバム発売のタイミングなら購入する→ライブツアーの先行予約があれば申し込む、の流れによって体に叩き込むことにしている。
している、というか、まぁ、ライブがあれば「予習しとくか」みたいな意識も働くしね、くらいのものだけれど。
名前くらいはどこかで聞いたことがあって、『大人ごっこ』のMVで改めて目に留まった。静かに激しい。
活動が活発になったのはどうやら最近のようで、アルバムも1stであるからして、これまでのひとまずの集大成、といった感じだろうか。
というのも、「このバンドのこのテイストが好き」と定めにくいくらいに、収録曲のテイストに幅がある。
意外と明るいな、と思ったりもした。
さて、実際にクアトロの「3階席」で視界を大いに遮られながら体感したところでは、やはりVo.の長屋さんの声が突出していた。
ダークで内省的なバラードから、アクセルベタ踏みのハピネス溢れるポップスまで、この声が芯になって貫いている。
曲の緩急やサビ前の煽り方、各々の役割がはっきりとしていて、最後まで安定して楽しめたし、『Alice』→『大人ごっこ』で締める流れは、どちらも印象に残っていた曲だったので、とても腑に落ちた。
やはりというか、『大人ごっこ』は全体で見ても出色の出来で、声を生かしながら各パートのパフォーマンスが最大限に発揮される、ある種の「答え」のような気がした。
円熟味が増していく様が容易に想像できるので、しばらく追いかけてみたい。