5/30雑記 ~0と1が交差する地点~
バーチャルYouTuberについて話すといったものの、もはや何を言ったものやら、という感じではある。
そして、「にじさんじ沼」に身を沈めると決めてからは(物理的に)、特に新たに認識を広げてもいないので、現状を正しく捉えられてもいないと思う。
さりとて、いわゆる四天王の存在が隣り合う別ジャンルへと波及し始め、裾野が無限に広がり続けている、というようなところではないだろうか。
「にじさんじ」というコンテンツが、「バーチャルYouTuber」という言葉が生まれる前に出てきていたら、ここまで広がりを見せることはなかっただろうという風に感じる。
だから、たまに見かける揶揄としての「生主がアニメキャラのガワを被っただけ」という、その言いたいことはわからなくもない。
だからこそ「バーチャルYouTuber」という概念の下地が重要なのであり、存在を生み出し得る技術に時代が追いついたということである。
上記の記事で、「『3DCGキャラクター』と『人格』の掛け合わせ」「魂の宿ったキャラクター」という表現がされているけれど、キャラクターとしての魂の存在をこちらが「信じられる」レベルが、体験として段違いだと思っている。
新鮮さとしては、「ニコニコ動画に初めて出会ったとき」くらいに「インターネットが楽しい」という感覚を思い出させてくれた。
ミッキーマウスの中身がおっさんだったとして、それを知ってディズニーランドに行かなくなるかというと、そうではないわけで。(まぁ、ディズニーランドにそもそもそんな行かんけど)
画面越しにその魔法をかけることができる、十分に発達した科学技術があるのだ。
で、「にじさんじ」の沼たる所以が、記事内の「タイアップによる相関関係が、よりファンとの絆を深くしている」という言葉に集約されている。
それを内輪で生み出す永久機関として、グループの概念を持ち込んだのは、本当に絶妙なタイミングだったと思う。
ここまでの文章を読んだところで、特ににじさんじに興味は持てないと思うので(何も紹介してないし)、とりあえず、「10分で分からせるシリーズ」置いときますね。
これを布石にして、いつか「かえみと」の話をしてやる。(野望)