推しのイメージがブレるきっかけとなった本(一ページマンガ)
今回は私の推し、源俊賢のイメージがブレるきっかけとなった本を紹介したいと思います。
上のマンガは私が「公家源氏」(中公新書)という本を読んだ際、驚いたことを紹介したものです。
ずいぶん前のなので今と装束やキャラの描き方が違うかも笑
公家源氏―王権を支えた名族 (中公新書)
Amazonのリンクを貼らせていただきました
内容はタイトルそのまま、源氏の公家について書かれた本です。
源氏って清和源氏とか嵯峨源氏などのようにいっぱいいるんですよね~!
平安覚えたてのころは~源氏とかを覚えようとしててけっこう楽しかった記憶が…
それで、推しの源俊賢は”醍醐源氏”という源氏に属しています。
醍醐天皇から生まれた親王らが源姓を与えられたので醍醐源氏です。
・俊賢の最初のイメージは…
このnoteを始めた一番最初に投稿したときにも書いたのですが、俊賢は私のなかで「凄くいい人」でした。
他の四納言よりも、ぶっちゃけキャラ立ちはあんまよくないのです。笑
四納言て誰?な方用↓
とくに騒ぎ立てたこともしないし、四納言の他三人よりとても年上なのでおとなしそうだなぁ…と漠然とした印象でした。
行成の親友だよね、あ~この二人かわいい~とか。左府(道長)や公任、斉信の間の取り持ち的なキャラって感じで。
メイン感がないんだこの人は!!(爆)
でも公家源氏最高だった……んです。
・公家源氏読んだあとのわい
公家源氏の俊賢のネタバレはあんましたくないんですけど、マンガに描いたことは全部のってます!(雑)
古記録の解読の第一人者である倉本先生が書かれたので、小右記から抜き出された俊賢の記録が沢山のっているのです!
(個人的には何年に書かれたかだけじゃなく何月何日かも書いて欲しいです。ぜひお願いします…)
もう、読んだあとは俊賢に対しての視線が180度変わります!!(と思います!)
とくに三条天皇期の俊賢がギラギラで凄い!!(これ前も書きましたね笑)↓
マンガにもある通り立后の妨害とか、めちゃくちゃ暗躍する俊賢が!そこにはいるのです!!
左府の軍師なんだよ俊賢は、、!!
と私は確信する一冊になったのでした。
倉本先生の語り口がちょっと厳しいもんで、えーちょっと俊賢に言いすぎなんじゃなーい?となる方がいらっしゃるかもしれません。
いやでもこれは記事の羅列なんで実際に厳しいのは書いた実資なのかもしれないな…
あはは
でも実資と俊賢は若い頃からの同僚で年も3つしか違わないし、俊賢にとっては良きライバル、あるいは友人だったのではないかと思います。それだけ何でも実資に話しちゃって実資が書いちゃってるのでね!
実資がどう思ってたかは知らない()
最後に実資が小右記の中で言い放った俊賢への一言
「聞くごとにこのような事ばかりである。もしかしたら尋常ではないのではないか。貪欲・謀略の風聞が、ともに高い人である」
……以上です裁判長
PS.
私個人の俊賢の楽しみ方がこれなもんで、あの人は…そんな人じゃない…!心優しい人なんだ!と思われ批判されても仕方がないです。
気分悪くされたらごめんなさいませ。
俊賢はいい人なことに変わりはないです。ただ安和の変で父の失脚を目の前で見ただけあって、冷静で堅実な政治生命を辿ったことは間違いありません。
幸い、私と交流のある方に私の創作などで俊賢を知ってもらったりしているので普及?には繋がっていて嬉しいなぁと感じています。
もし俊賢を私と語ってくださる方がいましたらぜひTwitterにてお話ししたいです!
読んでくださりありがとうございました☺️