『1兆ドルコーチ』を読んでみて
こんにちは。なるぴーです。
スマートフォン向けゲーム開発現場で、企画やプロット、ディレクションや一部のプロジェクトマネジメントなどしています。
1週間くらいかけて、『1兆ドルコーチ』を読み終えました。
読みきった後に、マーカーを引いたところを読み直す。
そこでもう一度、目に留まるというのは、自分が関心のあるテーマなのだろう。
ここでは、気になった点の抜粋とコメントを書いてみます。
マネジャーのいちばん大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し、成長し、発展できるように手を貸すことだ
社会人の最初の数年間は、とにかく余裕がなくて自分のことで精一杯だった。
ここ2年くらいは小規模のコンテンツチームを率いることになり、どうメンバーにパワーアップしてもらうかというのを意識するようになった。
・あって欲しい状態を伝える
・そこに至るまでの学習ステップを構築する
・毎週1on1をやって、定点観測する
・可能な限り、意図を伝えてフィードバックする
学習ステップを構築する、というのが自分のなかでだいぶ体系化できてきた。
伝えるひとがいるからこそ、自分の脳内も整理されるというのを実感する。
半学半教の精神を忘れずにいたい。
「誰に、何を伝え、共有すべきか」を知ることが、マネジャーの重要な仕事だ
仕事を進める上で、困るのが「誰に、何を聞いたらよいのかわからず、前に進めることができない」だろう。
このトピックは「誰に聞けばいい」というのをわかるようにすることで、相談もしやすくなる。
共有漏れがあると、認識ちがいで現場が混乱してしまったり、意図せぬコミュニケーションが発生してしまう。だからこそ、「誰に聞けばいいかがわかる」ようにして、それを伝えていくのが大事になる。
困難な決定を迫られたとき、そうした第一原理を全員に説明し、思い出させることがリーダーの役目だ
「最初に決めたことに立ち返る」
「そうでないものを削ぎ落とす」
というのが、物事を完遂させるのに必要になってくるのだと思う。
ここの軸さえ、ブレていなければ、判断は明確になるし、迷わない。
各自が「それに合っているか/合っていないか」を判断できるようになるので、スピードも出やすくなるはず。
信頼とは、つねに意見が合うということではない。
むしろ、信頼している相手には異を唱えやすいのだ
議論はエネルギーを使う。
言い方にも気をつけねばならない。
が、「目標達成」のためであれば、必要な通過儀礼なので、これをやりやすくするために、「言いやすい」環境づくりはしていかねばならない。
建設的なフィードバックはできるだけ早く与える
その場で言う。これはなかなか難しい。自分もそこまで得意ではない。
しかし、言えずにモヤモヤするくらいなら言ってしまうのがいい。
というのも、相手はただ気づいておらず、「あら、そうだったのね」となるパターンもある。
あまりためらわず、「気持ちも込みで伝える」というのがいいのかもしれない。
感情はあくまで個人的なものであり、そこに正解・不正解はないので、気負いせずやっていきたい。
ということで、また読んだ本をまとめていきます。