『人を選ぶ技術』を読んで、自己理解を深める
Why / なぜ、読んだのか
知ったきっかけは、Pivotのブックダイジェストのコーナー。
ちょうど自己分析を再度行いたいと思っていたタイミングであり、
「採用する側」での目線での整理は観点として役立つだろうと思い、購入した。
また、自己分析をしても、それが周囲の人に伝わらないと意味がない。ミス・マッチングしてしまう。
「実はこれが得意/好き」なのに「これも出来そうだから」と実はあまり、パフォーマンスを発揮しないポジショニングになってしまったりすることもある。ぶっちゃけ直近の自分がそうである。それはとにかく、苦しい。
それは、特にまだ関係値ができていない時や、マネージャーが人に興味がない時に起きやすい。
なので、本書を読む上で、
まず、自己理解をする
次に、それを、他者にしっかりと伝える、伝わるようにする
という目的設定とした。
Who / 誰向けか
タイトルにもあるように、「採用する側」の本、と思いきや、
実はもっと身近に、人をみる目を養い、より良い人生を送りたい人に向けたい内容になっている。
What / 何が書かれているのか
本書のセントラル・クエスチョンは、「人を養う目は、先天的なセンスではなく、後天的なスキルとして磨くことができるのではないか?」と解釈した。
その上で、フレームワークで、人を4つの階層に分ける、という考え方が紹介されていた。番号の若い順番に、表層化されており、いわゆる1.が氷山の一角であり、2~4になるにつれて、海中深くにあるものになる。
経験・知識・スキル
コンピテンシー
ポテンシャル
ソース・オブ・エナジー
1.知識・経験・スキル
いわゆる履歴書に書かれる表層的な部分。
2.コンピテンシー
どんなシチュエーションで、どんなアクションをとりがちか、という行動の価値基準のようなもの。
3.ポテンシャル
何ができるかという?というスキルではなく、何にエネルギーが湧くか?という、人の伸び代のようなもの。
変化の激しい時代になり、スキルや経験そのものではなく、
どれだけ伸び代があるか、が注目がされるようになっている。
4.ソース・オブ・エナジー
著者が提唱するコンセプトであり、新しい切り口であるもの。
人を動かす原動力となっているもの。
使命感、コンプレックスの二つに分けられている。
How / 本書を読んだ上で、どのように活用するのか
本を読んでみた後には、アウトプットするとより理解が深まる、ということで①本書の要約 ②自分に照らし合わせるというのをやってみたい。
1.知識・経験・スキル
ここはスキル部分を細分化して、得点にしてみるのが面白そうだ。
そのスキルに年数をつけると、経験としても客観的な数値に落とし込める。
どの部分が強みで、何が弱みというのかが伝わりやすくなるだろう。
それを元に、自分が行きたい方向性にディレクションしやすくなるはず(会社は不得意なことをやらせても意味がない)
2.コンピテンシー
本書に、いくつかキーワードが書かれていた。
たとえば、成果志向、人材育成、チーム運営などだ。
これらをエピソードとセットで言語化してみると良さそうだ。
3.ポテンシャル
本書で、これをドライブするのは「好奇心」と書かれていた。
なので、これは動詞と結びつけてみると面白そうだ。
それも、仕事中という、オンの時ではなくて、休日やスキマ時間というオフの時にライフワークとして自分がやっていること。
4.ソース・オブ・エナジー
人を動かす、使命感や劣等感といったエンジンになるもの。
ミッション・ビジョンのフォーマットで書いてみるのも面白いかもしれない。世の中や身近な何を変えたくて、そのために何を描いているのか。
こんな感じ。
2023年は、なるべくアウトプットを意識して取り組んでいきます。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました! サポート頂いた分は、新しい記事を作成時の参考書籍や、 勉強代に充てさせてもらう予定です。