人生の方向性をアプデしました
2023年末で会社を退職しました。わりと感情が動いたイベントのひとつで、なんとか引っ越しや手続きなど諸々も落ち着いた今日この頃。思わぬ副産物として、考える時間が無限にあり、好きなことに時間を使ったり、行きたい場所に行ってみたりと、2024年1月はかなり激動でした。
タイトルにもあるように、この1ヶ月は人生の方向性について考える時間が多かった、いや、そんな固いものではなく、「これから何したいかな〜〜」という妄想をしていました。
1. 今までの方向性
いままでは、スモールビジネスをいっぱいつくりたいなというモチベーションで動いてきました。大学生のときに起業して、事業をつくるってこんなおもしろいんだと発見。けれど、スタートアップがやりたいわけではないんだなとも発見。自分は「よりラクできるかどうか」というモチベーションの構造をしていて、まあ別にスタートアップとしてうまくいった先に「ラクできる」未来があるとしても、わざわざ高いリスクを背負う必要性はないなと実体験できました。
あとは、事業をつくってお客さんに喜んでもらう一連のゲームが単純に面白かった。ずっと熱中していられる趣味が見つかったような感覚。この感覚を味わい続けたいなと思い、方法を考えた結果、スモールビジネスをいっぱいつくる人生にすればいいんじゃない?とおもい、今に至る。
シンプルに「うる」「つくる」ができれば良いと思ったので、それぞれで尖りをつくった。「うる」に関しては、リスクを極力減らしつつ営業効率を最大化する必要があったので、メディアを選びました。メディアは成長すれば半自動的に集客をしてくれる武器になる。そうすれば営業マンを雇う固定費を払わなくていい。そのため、メディア設計の目利きを鍛えました。「つくる」に関しては、機動力をもってスモビジをつくれるように、自ら先陣をきってオペレーションできるようにしたかった。そのため、プロジェクトマネジメントを鍛えました。
特にプロジェクトマネジメントは自分の性格にもバッチリ合っていたので、おそらく長い期間自分を支えてくれる武器になると思い、インターン期間含めて3年間企業に勤めて武器を磨きました。良い上司とも巡り会え、上司の思考を完コピ。
それと同時にスモビジを試行錯誤しながら育てる日々。そんなこんなで丸3年くらいかけて「スモールビジネスをいっぱいつくる人生にしよう」を実行してきました。
2. これからの方向性
転機になったのは去年の8月。うまくいったり失敗したりを繰り返していたスモビジに花が咲き、YouTubeメディアのグロースに成功。きちんと納税した後もスモビジだけで食っていける状態になり、独立を決意。2024年1月から晴れて専業スモビジオーナーになりました。
「スモールビジネスをいっぱいつくる人生にする」に100%集中できる状態になり、めでたしめでたし。にはならず。やっぱり人間、なにかを追っているときの方が頭が回るしアウトプットも出せる。思い描いていた生活を手に入れても、また新しい日常が始まるだけでした。嬉しいことだけどね。
次に登っていく山をどれにしようか考えていて、ひとつの目標が見えてきました。それが「スモールビジネスをいっぱい作っていっぱい売却する人生にする」こと。
初心に立ち返ると、モチベーションの根源は、おとなになっても夢中で楽しめるゲームで遊べるところにある。たかがゲーム。されどゲーム。お金という指標が目立つゲームの最短の攻略方法は、売れる商品をつくることではなく、事業そのものを売ること。
事業を続ける限り、成長しなければいけないという圧力からは逃げられません。一定のラインを超えると、成長のためのリスクを負った投資をしなければいけない。売上の確保、採用、資金調達。こういう行動が求められます。もちろんさらなる成長が期待できるが、リスクやプレッシャーもその分大きい。果たして、そんなプレッシャーを背負って成長するモチベーションが、自分にはあるのだろうか?
少なくとも現時点ではありません。だってゲームだから。ゲームの中の主人公が負けたら自分が死ぬゲームはさすがにやらないでしょう。スモビジを育てた後、ローリスク・高利益率を保ちづらくなるライン、なおかつリソースの投入によって大きく成長させる期待ができる場合には、事業売却するというオプションを持っておいても良いのではないでしょうか?自分個人の目標としては、事業売却・もしくは売却価値のある事業づくりを目指してみたい。
具体的には、メディア・制作会社・広告代理店のどれかに収束させていくと思われる。現在試行錯誤中。M&A市場も急成長しており、さらには事業買収に関する税制も変更されたタイミング。わりと良いポジションの張り方なのではないか。まだ荒削りだけど。と、こんな感じで人生の方向性をアプデしました。
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