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私の人生を180度変えたビジネス・スクール

2022年3月19日に修了式を終え、無事に九州大学ビジネス・スクール(QBS)を修了いたしました。
せっかくの機会ですので、ビジネス・スクールに通って良かったことをお伝えしたいと思います。

【読んでいただきたい方】
・なんとなく現状の仕事に不安がある方
・漠然と今の自分を変えたいと思っている方
・ビジネス・スクールやセミナーに興味はあるが一歩を踏み出せない方

九州大学ビジネス・スクール(QBS)とは

九州大学ビジネス・スクール(以下、QBS)とは、正式名称を九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻と言います。
新時代の産業社会を切り拓いてゆくビジネス・プロフェッショナルの育成をめざしている社会人大学院です。
修了すると、経営学修士(MBA)の学位を授与されます。(参考:QBSホームページ

簡単にいうと、社会人として仕事をしながら経営学を学ぶことができる大学院です。

経営修士の学位を取れる学校は、慶応義塾大学、早稲田大学やその他の国立大学など多数あります。
スタンフォード大学、ハーバード大学など海外で取得される方も多くいらっしゃいます。

QBS写真

その中でも、九州大学ビジネス・スクールは、九州という地の利を生かし、アジア・ビジネスに特化した科目が多いことと、技術経営(MOT)に関する専門知識を習得するための科目が多いことが特徴です。

私がなぜQBSに入学したか

飾らずにありのままの気持ちを書くと、私がQBSに入学したのは「自分をどうにかして変えたかった」からです。

「え、そんなに漠然とした理由だったの?」と感じたかと思いますので、どのような自分を、どのように変えたかったのかをお伝えします。

私は、2年前まで小さな下請けのソフト会社で、システム開発をしていました。(今の私を知っている方からすると想像できない姿かもしれません。)

そこでは、大手ITベンダーから渡された仕様書の通りに、ただただ毎日プログラミングをするだけの日々でした。
「これ、本当に必要なのか。」「もっとこうしたほうがお客さんの役に立つのではないか。」と思っても下請け企業の1社員の声など届かない場所で働いていました。

その当時は、
「言われたことを作るのではなく、何を作るのかを考えたい」
「このシステムがどれくらいお客さんに価値をもたらしているか知りたい」
「お客さんが価値の感じるシステムを検討したり提案したりしたい」
という気持ちが私の中で一杯に溢れていました。

しかし、スキルも経験もない状態で転職できる訳もなく、どこかで自分を磨くしかないと思い、IT勉強会や社外のセミナーにたくさん通っていました。
その中で、QBSと日経ビジネススクールが共同主催している「成長思考のMBA」という2か月間の短期講座を受講しました。

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そのときのセミナーのテーマは、不確実な未来への処方箋でした。
そのセミナーを通じて、QBSでは、不確実な世の中を乗り越えるためのノウハウを身に着けることができると知りました。
そこで、QBSに入学したら「ただ言われたものを作る自分」から「顧客視点で価値があるものを考えることができる自分」に変われるかもしれないと強く思いました。それが入学を決意したきっかけです。

また、MBA(経営修士)という学位に惹かれたのは、父親が経営者であることから、起業や経営を身近に感じていたことも要因の1つだと思います。漠然といつかは自分も起業をしたいという気持ちが小さい頃からありました。

結果として、QBSでの2年間の学びを通じて、私は顧客視点で価値があるものを考えることができる自分に変わることができました。
そして、卒業直前の2022年2月9日に株式会社ハラサポを設立することができ、私の人生はQBS在学中の2年間で180度変わりました。

では、なぜ私が180度変わることができたのかについてお伝えしていきます。


ビジネス・スクールのメリット3選


その1:理論を使う練習ができること

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まず、1つ目は理論を使う練習ができることです。

これはMBAならではの特徴かもしれませんが、授業中に座学で学ぶだけではなく、グループディスカッションやグループワークがあります。
その時間を通じて、学んだことを仮想の状況で試すことができるのです。

仮想の状況で試すということを「ビジネスの実践じゃないなら、意味ないじゃん。」と思う方がいるかもしれませんが、私は、十分に意味があると考えています。

みなさんは本で読んだキラキラした理論をすぐ次の日に仕事で実践することができますか。
できないと思った方が多いのではないでしょうか。

そうです。理論を学んでも、お金をもらっている仕事でそのまますぐに試すことができる機会は少ないのです。
0→1の新規事業などはなおさらです。

ビジネス・スクールでは、学んだことを仮想の状況で、しかも素晴らしい仲間と一緒にチャレンジできることが最高のメリットだと感じています。

実際に私も、学んだことを授業中にすぐに使うことができました。練習なので、怖がらずにどんどん新しい理論を使ってみることができました。

特にQBSでは、1から10、10から100にするノウハウだけでなく、0から1を生み出すノウハウを取り扱っている授業が複数あります。
授業という仮の状況で、何度も0から1を生み出すことを体験できたことが、私を変えてくれた最大の要因だと感じています。


その2:思わぬ新しい知識に出会い、視野が広がること

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2つ目は、思わぬ新しい知識に出会い、視野が広がることです。

スクールでは、ビジネスと決定的に違う点があります。
それは、良くも悪くも、受動的に面白い情報が入ってくることです。

もちろん自分から能動的に動くことで得られる知識もあります。しかし、あまり興味がなくアンテナを張っていない分野でも、ふとしたときに情報が入ってくることがあります。

QBSの2年間でその瞬間が何度かあり、ハっとさせられました。

例えば、インクルーシブについてです。これまで「自分は差別的な思考なんてないので、それで良い。興味ない。」と思っていました。しかし、ある授業がきっかけでそれではダメなのだと気づかされました。

ビジネスを牽引するリーダーは、自分が大丈夫だから何もしないのではなく、社会全体が多様な属性やニーズを受け入れられるような仕組みづくりをする必要があると知りました。

また、それ以外にも貿易や農業についてなど、これまで全く興味を持っていなかった分野が授業で取り挙げられたときに、新しい知見を得ることができました。
これまで知らなった分野の知見を得ることで、自分が今向き合っているビジネスとの共通点と相違点を見つけることができました。そして、ビジネスの戦略パターンの幅が広がりました。


その3:ネットワークが広がること

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3つ目は人脈を作ることができることです。

ビジネス・スクールに通うと、同じ志を持ち異なるバックボーンを持った仲間ができます。

「こんな新しいビジネスを考えているのだけど、どう思う?」という議論ができたり、「新規事業を始めます!」という方のお話を聞いて刺激をもらったり、会計のプロフェッショナルの方に財務の相談をしたり、逆に得意分野について相談を受けたり、、、

ネットワークの力で互いに共創することができます。
スクールに通っているときはもちろんですが、培った絆は卒業した後も財産として残ります。


ビジネス・スクールのすすめ

スクールは所詮学校で、それだけではビジネスに生かすことができないと考えている方も多いと思います。

しかし、ここまでに述べたように、学校では、仮の課題を通じて初めての挑戦を練習することができます。また、これまでとは違う環境で予想もしないことを学ぶことができ視野が広がります。そして何より、新しい仲間ができます。

QBSである必要はないと思います。どこかの教育機関や社会人向け講座で学ぶことで、上記の3選を経験することができると思います。皆さんも、今の自分と理想の自分のギャップを分析し、そのギャップを埋めることができそうな環境を探して、飛び込んでみるのはいかがでしょうか。

現状と180度違う自分に出会えるかもしれません。


さいごに

QBSでの学びを経て、2022年2月9日に株式会社ハラサポを設立しました。
学びをたくさん実践しましたので、どんなサービスを展開しているのか、サービスサイトを覗いてみてください。

ハラサポチラシ_ver001



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