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ゴリ美 第3話:ゴリ美VSサイボーグくのいち(前)【AIとの合作小説】

 俺とゴリ美はいよいよ学校にたどり着いてしまった。

「ほわわー。ここがご主人様の学校ですか~♪」
 ゴリ美がはしゃいでいる。そこに現れたのは――。

「あら? なんでこんなところにゴリラがいるのかしら。説明してくれるかしら、海斗さん」
 俺たちに声をかけてきたのは、我が校の生徒会長、城所 好美(きどころ よしみ)だった。あ、ちなみに海斗(かいと)っていうのは俺の名前だ。
 好美さんは腰まで届く長い黒髪に切れ長の目をしたクールビューティな女性、といった感じである。

「ご主人様、何この女!」
「……ゴリラが喋るわけないわよね。着ぐるみなのかしらこれ。やけにリアルだけど」
 他の生徒たちも皆、ゴリ美をガン見するものの、まさかこんなところに本物?のゴリラがいないとは思ってるのか、大した騒ぎになっていない。なんでだよ。おかしいだろ。もっと騒げよ。
「生徒会長。これにはワケがあって……というか、俺にもよくわからないというか」
 と、その時だった。始業を告げるチャイムが鳴ると同時に、爆発音が轟いた。

「な、な、なんだ!?」
 屋上が爆発し、そこから何かが落ちてくるのが見えた。
「――見つけたぞ、ゴリラ」
 現れたのは、機械のような身体をした、青いツインテールの少女だった。
「あ、アンタは!」
 ゴリ美が身構えた。
「え? だ、誰?」
 俺は少女に問いかける。
「わたしはブルー・ジェット。そこのゴリラを回収しにきた、サイボーグくのいちだ」
「サイボーグ……くのいち!?」
 なんだそれ。サイボーグ忍者的なやつか?

 ブルーと名乗った少女は、両腕からシュラッと長い刃を出してゴリ美に向けた。
「おとなしく施設に戻ることだな。そうすれば怪我をしなくて済む」
「お断りします! 私はずっとご主人様と一緒にいるんです! そう決めたんです」
 いや、あの、勝手に決めないでくれるかな。
「そうか。ならば仕方ない。少し痛い目にあってもらおうか」
 ブルーの腕のブレードが激しく振動する。
 ゴリ美は胸を激しく叩き、相手を威嚇した。

 両者はにらみ合い、そして――。


 後半に続く!!

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