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ゴリ美 第2話:襲撃??【AIとの合作小説】

 さて、そろそろ俺は学校に行かなければならない。
 そう告げると、ゴリ美は「ご主人様、私も一緒にいきます~!」と無茶なことを言い出した。
 ゴリラが街の中を歩いていたら大騒ぎになるだろ……。

 ――いや、これはチャンスかもしれない。ゴリラが動物園から脱走したと思われ、警察か何かが捕獲に乗り出してくるはず。

 俺とゴリ美は家を出た。
 すると案の定。
「おーい! そこのキミィ!」
 後ろの方で俺たちに呼びかける声が聞こえた。きっと警察に違いない。よし、これでゴリ美は捕獲されることだろう。

 ところが――
「ゴリラ! その青年から離れるんだ!」
「えっ?」
 振り返るとそこにはパトカーではなく、一台のワンボックスカーがあった。そして中からは数人の男たちが降りてきたのだ。
 男たちはみな黒いマスクをつけており、手には銃のような何かを持っていた。

 ゴリ美はそいつらを見るなり、いきなり叫んだ。
「ああっ! あいつらは私たちを誘拐して、監禁し、陵辱しようと企む変態たちですぅううううう!!」
「なん……だと……」
 ゴリラを監禁し、陵辱しようと企むなんて、それは確かに超ド級の変質者だ。でも、この人たちは俺を助けに来たようにしか見えないのだが。
「その青年を解放しろ! そして観念して元の場所へ帰るんだ、ゴリラ」
 男たちはじりじりと近づいてくる。

 するとゴリ美は「ご主人様は私が守る!」と叫びながら、腕を振り回し暴れ始めた。恐ろしいスピードで跳びまわるゴリ美に対し、男たちは手に持っていた銃みたいなものを構えることすらもできなかった。
「うわぁああああ!」
 男たちは悲鳴を上げ、成す術もなく吹っ飛んでいく。
 圧倒的だ。いや、感心している場合じゃない。男たちはみんなやられてしまった。

「ふぅ、危ないところでしたねご主人様。さ、学校にいきましょ!」
 俺はゴリ美に引きずられるようにして学校に向かうのであった。


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