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上毛かるた道中双六 う

【う】 碓氷峠の関所跡

碓氷峠を訪れたは最近になってのことだった。
奥さんと軽井沢に行ったときに車を借りて行ったのだが、峠というだけあって結構山を登らされた。

峠にはしげの屋という茶屋があり、そこの名物が力餅だ。
いわゆるあんころ餅だが、竹を半分に割った器で出てくる。水がいいからか、なめらかでおいしかった。
昔の旅人もここで一息ついたのだろうか。
店には見晴らしのテラス席があるのだが、そこは県境上にあり、長野県側、群馬県側の線が引いてあったりする。

しげの屋の近くにある石段を上がると、熊野神社がある。神社のサイトによると標高1200mとのこと。
この神社の敷地もまた県境をまたぐ位置にあり、長野県側、群馬県側のそれぞれに社殿があり、長野県側が「熊野皇大神社」群馬県側が「熊野神社」になっている。
由来によれば創建はヤマトタケルノミコトの時代にさかのぼるとのこと。ヤマトタケルノミコトが碓氷峠で霧に閉ざされたとき、八咫烏の導きで無事登頂できたという言い伝えがある。
詳しくは熊野皇大神社のウェブサイトで。どこかで見たことある感じの見た目も楽しいサイトになっている。

かるたの絵にある関所跡は群馬県側の山の麓、安中市の横川にある。峠の釜めしのおぎのやのあるところだ。
かつて横川駅から軽井沢駅は信越本線が通っていた。高校時代、山岳部の夏合宿で北アルプスに行くとき、18切符が使えたことから、高崎からこの横川~軽井沢を通るルートを使って長野に出た。
この区間は1997年に廃線となり、今ではバスで繋ぐようになっている。18切符で碓氷峠は越えられなくなってしまった。
関所跡は横川駅近くにあるようだが、まだ行ったことがない。いずれ行かねばなるまい。
上毛かるたツアーの宿題は増える一方である。

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