上毛かるた道中双六 い
【い】 伊香保温泉 日本の名湯
伊香保温泉というと石段の町並みが有名である。
テレビの旅番組で紹介されるときは、大体かるたの取り札に描かれた風景が映る。
以前群馬県桐生市在住の弟に連れて行ってもらったときは、石段を上がったところにあるその名も「石段の湯」に入った。
公衆浴場なのでかなりお手頃な入浴料だったと記憶している。
石段のところではないが、「黄金の湯館」というところにも行ったことがある。
こちらも日帰り温泉施設だが、伊香保グランドホテルが併設されており、そこに泊まると利用できるとのこと。
茶褐色のお湯で、源泉かけ流し。
露天風呂もあり、四季の自然を楽しみながら温泉を堪能できる。
読み札の裏の解説によると「古く1,000余年前万葉集に名を歌われた」とある。
そんな昔からあったのかと今更ながら知り、改めて行きたくなった。
渋川伊香保温泉観光協会のウェブサイトには「長篠の戦後、武田勝頼が真田昌幸に将兵の療養所の造成を命じる」ともあり、そのあたりも興味深い。
それにしても、いやはや、この調子だと上毛かるたに出てくる名所全てに行かなければならなくなりそうだ。
どうせなら旅館にでも泊まってと思うのだが、悩ましいのが実家のある桐生からだと楽に行ける距離であることだ。
日帰りできるところに泊まっても何ら問題ないのが、だったら実家に顔だしておいたほうがいいかもと思ってしまうところもある。
いや、浴衣で石段の町を歩きたいからやっぱり泊まりたい。
どうしたものか…