夏は暑い
夏ですね。暑いですね。
ん?夏が暑いなんて当り前じゃないか、ですか。
しかし私は、貴方より夏の暑さを実感している自信がありますよ…。
なんせ私は屋外で働く林業従事者ですからね!毎日夏の太陽を堪能していますからね!
林業は真冬でも汗をかくくらいには作業強度が高いです。その作業強度で一日中動き回るんですから、そりゃあ汗は滝のように流れます。
おかげで私は日に5,6リットルは水を飲みます。飲まないと干からびる。
安全対策のためのヘルメットも暑さに拍車をかけます。
木の枝が落ちてきたり、頭部への衝撃を和らげるために必須な装備ですが、なにせ通気性が悪い。そのため、ヘルメットの中に熱がこもって頭が非常に熱くなります。おかげで頭が熱を持ってしまって、作業が終わってもずっと顔と頭が熱いです。今こうして記事を書いてる時も首から上が熱いです。それに加えて頭痛もする。熱中症でしょうね。でも夏なら毎日こんな感じです。
え?「苦労自慢かよ」?「暑い中がんばってますアピールか」?
……そうだよ!悪いか( ゚Д゚)
リアルでこんなこと言っても誰も聞いてくれないし、「がんばってるね」とも言ってくれないんだから良いじゃない。自分のnoteの中でくらいイキらせてよ(´;ω;` )
とは言っても、夏の暑さを私より堪能されている方々はいます。
この時期よく見かけるのは、道路の草刈りをする方々。都会にはこの仕事あるのかな?田舎だと至る所で見るんですが。
アスファルト舗装の張替えなどの土方の人たちも同じく暑い中作業されていますね。
林業の労働環境が暑いと言っても、作業現場は山です。山の一番の特徴は地面が土、または草ということですね。
しかし道路での作業は地面がアスファルト道路です。アスファルトは日に当たると熱を蓄えます。土の地面よりはるかに熱くなり、そこで作業すると日光を浴びた熱だけでなく、足元からも熱を浴びるのでめちゃくちゃ熱いです。熱のサンドイッチ!
そして道路での作業は基本的に日陰が無く、直射日光を浴びるしかないです。山は太陽の角度によっては木陰で作業することが可能なので、そういう点でも道路での作業よりマシです。
道路での草刈りやアスファルト舗装の直しなどの現場に出くわしてしまい、通行規制ひっかかってしまったら、みなさんはおそらくイライラすることでしょう。
でも、そこで作業している人たちを憎まないでください。そこで作業している人たちは下請けか孫請けです。その作業を決定したのは市役所とか区役所の方々なので、恨むならそこらあたりの意思決定機関を恨んでください()。
私もバイトで入ったことがありますが、道路上での夏の作業はたいへん厳しいです。田舎だと60,70代の人も一日中炎天下で作業されたりしていますから、本当に体調が心配になります。
この記事を読まれている肉体労働者の方々、生き延びましょう。ノルマとか工程とかあるでしょうが、命あっての物種です。「いのちだいじに」で行きましょう。
この記事を読まれている非肉体労働者の方々、「あっちいなぁ」と思った時に、その暑さでも外で働いている人にほんの少し思いを馳せてください。皆さんの生活のためになる仕事をしている人がいます(林業は正直みなさんの役に立ってるか微妙ですが)。
感謝してほしい、とまでは言いませんが、そういう人たちがいるんだと少し気にかけていただけるだけでも、私たちはがんばれます。
そうは言っても、屋内だろうが屋外だろうが、肉体労働だろうが頭脳労働だろうが、夏はやっぱり暑いです。みなさん、水分補給をこまめにして、この暑い夏を生き延びましょう!
本日は以上です。スキやコメントいただけると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!