どんなにお金があっても、使えるモノに限界がある話
こんにちは、naruと申します。
「Master Of Life」を夢見て、日々生活磨きに取り組んでおります。 日々の生活の気づきを、様々なジャンルに分けて投稿しております。
今日は整理収納のお話しです。
人はなぜ「整理」をしなくてはならないのか?
「整理」について語るときに、「どうやって整理するか」と同じくらい「なぜ整理をするか」が重要です。
もっというと「整理」に関する前提をそろえておかないと、大切なメッセージが届かない気がしております。
まず「整理」が必要なのでしょうか?お金がたくさんあれば整理が不要なのか?時間がたくさんあれば整理が不要なのか?
残念ながら、人間の能力に限界があるため、どこかのタイミングで誰もが「整理」が必要になります。
今日は「整理」が必要になる「限界」を深堀していきます。
使えるモノを持つことに限界がある理由
なぜ、私たちは使えるモノの量に限界があるのでしょうか?
理由はいくつかありますが、主に以下の三つです。
時間が有限だから
当たり前ですが、モノを使うのに時間をとられます。
そして、1日24時間という限られた時間しかありません。
どれだけたくさんのモノを持っていても、それらすべてを使いこなすための時間は限られています。
特に人によっては、勉強しようと思って残した資格の参考書など「いつか使おう」と思って残しているモノを持っているかと思います。
しかし、いつか使う時間はきっとやってきません。
もっというと、過去の執着で残しているモノを使うために、将来の大切な何かを使う時間を差し出す覚悟があるかという話になります。
執着したものを使うために時間を使うのは、モノとしてはもったいないを回避できますが、人生の過ごし方としてはもったいなくなります。記憶力に限界があるから
自分の場合、この制約が一番大きいです。
持ち物が増えるほど、私たちは「何を持っているのか」を忘れてしまいがちです。
収納方法の工夫がである程度緩和できたとしても、人間の記憶力には限界があります。
そして、忘れ去られてしまった物は、存在していないも同然になります。使える空間に限界があるから
どれだけ大きな家に住んでいても、私たちが実際に使うのは手の届く範囲や行動範囲内に限定されます。
なので、仮に宝くじに連続で当たって、東京ドーム位大きな大豪邸に住んだとしても、実際に使えるモノは自分が動き回る範囲にあるモノに限られてしまいます。
自分の限界を知る
整理を始める前に、知っておくことは「自分には限界がある」ということです。
私たちが使えるモノの量は、物理的にも心理的にも限界があるため、持ち物を無尽蔵に増やせるわけではありません。
無意識のうちに「持っていることで幸せになれる」と錯覚しがちですが、実際には、持ちすぎたモノが生活のノイズとなり、生活を圧迫することにつながります。
整理することで得られる効果
物を整理するということは「使えるモノだけを持つ」ための第一歩です。
必要以上のモノを持つことは、むしろ負担になることが多いのです。
持ちすぎたモノは、時間や記憶、空間といった貴重なリソースを無駄に消費します。
使わないモノがもたらすのは「ゼロ」ではなく「マイナス」です。
しかも、ホコリのようにじわじわとマイナスが積みあがっていきます。
そのため意識しないとマイナスが積もり積もって、気づかないまま消耗してしまう可能性があります。
時間、記憶、空間をじわじわと奪わないように、整理をすることで、いったんマイナスをリセットすることをおすすめします。
最後に
「整理」という作業は、決して楽なものではありません。
しかし、どんな人にも「使えるモノの量には限界がある」という事実を理解することで、整理がなぜ重要なのかを実感できるはずです。
整理の必要性を今一実感していない方は、余計なモノによって「時間」「記憶」「空間」が侵食されていないか一度気にかけてください。
もしこの記事が心に刺されば、幸いです。