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ヤイコバチャン

訃報が来ました。
父方末の妹、私とは9歳か10歳違いの叔母でした。
9月に97歳で亡くなったということでした。

こんな返事を書きました。
喪中のお知らせを頂きました。
お悔やみを申し上げます。お力落としでしょうが、九十七歳というお年を考えれば長生きなさって、天寿を全うなさったと思います。

八歳違いの叔母様とは尽きぬ思い出があります。
私が数え年三歳の時ジフテリヤに罹り医者にも見放された、と聞いています。
回復後幾日も、ものを言わなかったので心配していたところ「ヤエコバチャン」と言ったのでみんなで大喜びした、と聞いています。
何回も聞かされた話なので、その時の事を覚えているような気がします。

今年八月で私も八十九歳になりました。妻と二人で元気にしておりますが、脚が弱くなって、もたもたと歩いて自分たちの用だけは足しています。
もう生家へ行くこともありません。
叔母様のお位牌を拝することもできず申し訳ないことです。遠くこの地からご冥福をお祈り申し上げます。

昨日電話がありました。
「12月まで生きていれば98歳になるところでした」
9歳違いだったのでした。
父方の叔父叔母は気が強く、攻撃的で私たちの母を始終、「嫂さんが気が利かないから母さん(私らの祖母)が可哀そうだ」
と言って責めましたが、この叔母一人はそういうことはありませんでした。
私は庇ってもらったことが何回もありました。
身内ですから当たり前のことですが、私の家では当たり前ではありませんでした。
そんなことを書いた記事があります。
https://note.com/naru797574/n/n648ad66b6841

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