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#185 My Narrative to xxx.Vol1:愛は伝えないと伝わらない①/瀬川 文子さんのナラティブ
場創りと人創りで組織能力の全開を支援する
ナラティブサポートの上村です。
昨日、ご案内させていただきました新シリーズを今回から始めて参ります。
第1回目は瀬川文子さんをご紹介します。
私と瀬川さんとの出会いは2021年、オンラインゼミの場で知り合いました。関係性が深くなったのは2022年の春頃から研修の仕事でご一緒させてもらうようになってからでした。その時から物腰が柔らかい素敵な女性。しかし、思った事をきちんと伝えてくれる方という印象でした。
彼女のプロフィールは以下に掲載させていただきますが、現在は「ゴードン・メソッド」というコミュニケーション方法の講師を中心に活躍されておられます。
そのような彼女がなぜ、この講師になられたのか?
そこに至るまでの苦悩や気付き、今大事にしていることなどをインタビューさせていただきました。
彼女のナラティブ(物語)から何かヒントや行動のきっかけ、モチベーションを受け取っていただければ幸いです。
今回の物語の主人公
お名前:瀬川 文子(せがわ ふみこ)
<職業>
日本プロフェッショナル講師協会TM認定講師
コミュニケーション講師
レジリエンストレーナー
<保有資格>
日本プロフェッショナル講師協会TM認定講師
ゴードンメソッド親業訓練シニアインストラクター
価値観ババ抜きインストラクター
J R E Aレジリエンストレーナー
ポジティブ心理カウンセラー協会認定レジリエンスカウンセラー
<著書>
「職場にかすベストコミュニケーション」日本規格協会
「ママがおこるとかなしいの」金の星社
「ゴードン博士の親になるための16の方法」合同出版
「ほのぼの母業 のびのび父業」元就出版
<実績>
日本規格協会・日能研・京王電鉄・東日本旅客鉄道株式会社・京王重機・セメント協会・京浜急行電鉄・株式会社S U B A R U・東芝エレベーター・ 近鉄車両エンジニアリング株式会社・ 愛知製鋼株式会社様・出光興産・南房総市P T A連合協議会・千葉県保育協議会、他多数
<メディア>
BSフジ「プライムニュース」生出演(2014年8月20日)
月刊誌「STORY」インタビュー記事記載(2015年8月号)
リクルート「保護者のためのキャリアガイダンス」インタビュー記事記載
<自己紹介>
1974年に日本航空に客室乗務員として入社し、国際線に14年間勤務。最後の5年間はパーサーとして中型機、小型機の客室責任者として乗務し、リダーとしての経験を積みました。結婚を機に退職し、コミュニケーションについて学び、ゴードンメソッド「P.E.T. 親業」の指導員資格を取得。コミュニケーションに関する講座、講演、研修を25年間、提供し続けています。通算1200回以上登壇しています。
幸せを感じられる社会の構築に貢献することが私のミッションです。
現在は、日本プロフェッショナル講師協会認定講師として、「コミュニケーション」「リーダーシップ」「レジリエンス」「子育て」「価値観探究」など幅広いテーマで講演、研修を行っている。
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インタビュー
講師業としての活動とレジリエンスで必要な5つの力
上村:本日はよろしくお願いします。まずは現在されている活動について教えていただけますか?
瀬川:コミュニケーションのトレーニングプログラムのインストラクターの資格を活かして、講座、講演、企業研修などをしています。その他にもコミュニケーションに関連することを色々やっています。
例えば、自分のことを話すにしても、相手のことを受け取って聞くにしても、そこに価値観がすごく大きな影響を与えていると思っています。そこで価値観ババ抜きという少しユニークなインストラクターの資格も持っていて、そのようなワークを提供したりもしています。
あとはレジリエンストレーナーの資格を持っています。これからの時代に必要な力ってやはりレジリエンスだなと思うんです。そしてレジリエンスってトレーニングで身につくんですよ。そのトレーニングの一つとして人間関係力っていうものも含まれているので、私の色々な活動は全部コミュニケーションを中心にちょっとずつ枝葉がついている感じですかね。そんな感じで講師活動をしています。
上村:ありがとうございます。私も価値観ババ抜きは何回かさせてもらったことありますけど面白いですよね。改めて言語化できるのがすごくいいなって思いました。
瀬川:そうそう、言語化していくっていうのがやっぱ大事ですよね。
上村:ここで言うレジリエンスとはどういう定義でしょうか?
瀬川:一言で言うと「折れない心」という意味合いですね。レジリエンスの定義そのものもすごく幅があって、全部で100以上の定義の仕方があるらしいです。私が資格を取った日本レジリエンスエデュケーション協会では「自分にとっての逆境や試練から立ち直る心の力」と定義をしています。
それこそ個人差はあるけれども挫折の体験をしたときに、できるだけ早く底打ちして立ち上がって元に戻る力、それをきっかけに成長する力というのは、ある程度トレーニングで普段から筋肉みたいに鍛えることできます。立ち上がり方が早くなるんです。だからV U C Aの時代と言われる昨今、これからの若い人たちには本当に大事な力だと思います。
上村:確かにそうですね。
瀬川:その力として日本レジリエンスエデュケーション協会では5つあげています。
「自尊心」「自己効力感」「感情調節」「楽観性」そして「人間関係」この5つの力を色々なワークをすることで鍛えようというプログラムを提供しています。
今の若い人たちは自尊心がすごく低いみたいです。特に日本の子どもたちは世界と比べると自尊心が低い傾向があると色々な調査結果が出ています。
その原因の一つには、やはり学校教育とか親の育て方がすごく影響していると思うんです。
私がコミュニケーショントレーニングを学んだのは元々、私自身が親として子供への関わりに失敗したことからなんですよ。本当に親の子供に対するコミュニケーションの取り方で自尊心も育てることができるし、逆に潰してしまう事にもなると実感しています。そういう意味では親がコミュニケーションのスキル、基本的な考え方をきちんと身につけておくという事は本当に子育てに大きく影響するというのを自分の過去を振り返ってとても思います。
インタビューをおこなっての所感
今回、レジリエンスについてお話をいただきました。
学生も社会人も、そして社会人であれば若手社員も中間管理職も経営者も日々、辛いことがあって、「心が折れてしまう」という経験も多くされているかもしれません。組織に揉まれて徐々に折れない心を持ってきた方もおられるかと思います。それが「単に慣れてしまった」「諦めの境地で強くなった」という方もおられるかもしれませんが、健全的にそして長期的に「折れない心」を身に付けるヒントをいただいた気がします。
こちらの5つの力。
「自尊心」「自己効力感」「感情調節」「楽観性」「人間関係」
ご自身に今、不足しているもの、求めているものを内省してみて高めていく取組をしてみてはいかがでしょうか?
そして周りで心が折れているなと思われる方がいれば自尊心、自己効力感、人間関係を向上させる関りをしてあげてください。
次回のお知らせ
明日は、瀬川さんがなぜコミュニケーションのプログラムを学ばれ、講師として活動されるようになったのか?
その経緯の物語は皆さんにも共感する点、考えさせる点があるのではないかと思います。
瀬川さんのnoteご紹介
こちらに瀬川さんのnoteで紹介されているゴードン・メソッドの記事を記載させていただきます。非常に参考になる内容ですので、皆さんも一読ください。
ゴードン博士の『親業』の本から私が1人の親として、またこのメソッドを伝えるインストラクターとして気づきや感動をもらった文章をシリーズで投稿しているnoteをマガジンにまとめました。
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コーチングやワークショップを活かして経営者、リーダーの皆さまの行動変容、能力開発、従業員の方々の主体性、やる気の向上等を提供しております。
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