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復讐に絶対手は抜かない!『超弩級チート悪役令嬢の華麗なる復讐譚』

こんにちは、女性向けのなろうコミックをレビューしている氷雨と申します。


今回紹介したい作品はこちら!
『超弩級チート悪役令嬢の華麗なる復讐譚』です。



この作品は転生モノと悪役令嬢モノを合わせた作品です。
自分がプレイしていた乙女ゲーム内の推しキャラに自分がなってしまった⁉ところから始まる物語となります。

復讐ものだと、相手に情状酌量(じょうじょうしゃくりょう)の余地を与えてしまいがちですが、今作は一切手加減なし!

自分の推しを苦しめた者たちへの復讐は、しっかりと済ませてから幸せを手にするために動きだします。

では、まずはあらすじから参りましょう。

あらすじ

目が覚めたらそこはゲームの中でした。
鏡で姿を確認するとあらびっくり!

推し悪役令嬢が鏡の中に……って自分だ。
流れ込んでくる悲鳴と悲壮な記憶。

許すまじ公式キャラ達。
さぁ皆様方、私の想いを受け取ってくださいませ。

やられたらやり返す。
やり返されないだなんて、どうして思ったのか不思議で仕方ないわ。

私なら許してくれる?いえいえ許しませんが?
実力主義なこの世界、超弩級チート悪役令嬢は華麗にゆきましょう。

皆様方、どうぞお席についてくださいませ。
あなた方の地獄はこれからです。

目覚めたら推しが自殺しようとしてる!?

作品の最初は、主人公であるルナリア・イル・フォン・ソルフェージュは、家族からさまざまないじめを受けている描写がなされています。

その嫌がらせを必死に耐えていたものの、心が折れてしまい「もう何もかも終わりにしよう」とナイフを首へ当てるのです。

時を同じくして、一般的で平凡な女性がルナリアの登場するゲームをプレイして推していることが描写されます。

帰宅してからまた推しを愛でようとした矢先、工事現場の鉄骨が落ちてきてフェードアウト。
目が覚めたらそこは洋風の部屋で鏡を見ると推しの姿。


普通は驚いてしまいますし、一体何が何やらと困惑するもの。
実際、自分の姿がまさか推しになっていて驚くものの、同時に嬉しさが募り笑顔になっている主人公に、共感できる部分もあります。

自分が推しになっているとか、本気で嬉しくないです?
もちろん、推しを愛でていたいという考えもあるのは重々承知しています。

私は主人公と同じ感覚も持ち合わせています。
その影響からから、少しコスプレをかじったりもしていましたし……。


そんな彼女が自分を殺して終わらせようとしたことに悲しみが湧き上がる主人公。

今まで頑張ってきたことをきちんと理解していることを呟く姿は、心の底からこのルナリアが好きだという気持ちが見て取れます。

今までのツケをここですべて払いましょう

そして、驚きから大声を出してしまったことで、使用人やメイドに気付かれてしまうルナリア。

しかし、やってきたメイドはその棚に置いてあった彼女のアクセサリーをくすねて行きます。

今までは自分がやられたことを我慢していましたが、これからはそうは行きません。

相応の罰を受けてもらうつもりのルナリアは、メイドを氷の魔術で凍りつかせます。

その様子に従者のカイルは驚いた表情を見せますが、同時にルナリアに対しとても誠実に接してくれるのでした。


やはり、きちんと見ていてくれる人がいることは、とても安心感を覚えますね。

その姿は、自然とルナリアを救うことにつながるのだと思います。

陰ながらずっと見てくれていた人たち

ルナリアに対して今まで見ているだけだった従者やメイドの中でも、ルナリアの母親に忠誠を誓っていた人が多かったのです。

そのため、彼女が奮起して行動するのをずっと待っていたのでした。
その姿に、「待たせて悪かったわね」と言葉をかけるルナリア。

従者の中でも一番の古株であるカイルは嬉しさに恭しく頭を下げていました。

その描写に私も嬉しくなったのと同時に、側で見守ってくれていた人がいたんだなと安心しましたよ。

いじめられていた時になかなか声をあげられなかったのは、当主である父親や兄、義母や義妹の目があったから。

ルナリアの行動はそこから復讐に向けて動き出すのです。
自分の父親と兄、そして義母と義妹にそれぞれ復讐するために行動を始めます。

その復讐の様子はぜひ作品を読んで確認してみてください。
それぞれに対して相応の罰を与えていますよ。

いやぁ、楽しかった!それに見ごたえもあり、スカッとしましたから。
やはり、復讐するのであれば、手心は加えてはいけませんね。

やるなら徹底的に!
きちんと自分の味方を増やした上での行動であれば、責められることはないでしょうから。

おわりに

ルナリアの毅然とした態度は、流石貴族の当主だなと感じます。
まぁ、中身は転生してきた女性ではあるのですが。

やはり、推しには幸せになって欲しいという思いは本当に感じますね。
私も推しには幸せに、笑っていてほしいと願う者ですので、ルナリアの中に転生した女性の気持ちは痛いほどわかります。

だからこそ、彼女の邪魔をする存在はできるだけ排除したいですし、そのための手段は選ばないというのもわかりますよ。
そりゃ、推しのためならいくらでも!的な感じですね。

現在は5巻まで発刊済みの今作、もし悪役令嬢ものが好きなら、ぜひこの作品を手にとってみてください。


それでは、今回はここまで。
また次の作品でお会いしましょう。


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