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”語り”のたいせつさ

”語り”というと、なにか難しい話題についてとうとうと話すようなイメージと思われがちだけど、とても身近で私にはとても理にかなっていると思っている。それを今回は綴っていきたいと思います。

生まれつきの話好き

小さいころから話すことが好きだった私。
学校では友達と昨日のアニメやドラマの話、授業の話、放課後の話。
家に帰れば、今日学校であったこと、夕飯の話、おやつの話。
さらには、近所の知り合いにまで何かを話すほど話好きだった。
今になっても、そこは変わらず。必ず、誰かとコミュニケーションをとっている。雑談から、悩みまで。
仕事もカウンセリング・ヒアリング・相談・面談・・・毎日誰かしらと話している。好きなことを仕事にできている。(・・・のか??(笑))

”話す”と”語る”

小さいころの話す経験から”コミュニケーション”の意義っていうものを、 なんとなーく理解して、”話す”行為をづづけていくうちに。
あることに気が付く。
それは・・”話すと頭の中が整理される。”とりとめのない話でも、自分のついたえたいことは何なのか不思議と整理されてくる。
と、すると”語る”ことはもう少し意味が深くなるのではないか・・・・。
よく、自分の意見や思っていることをしっかり伝えたいときは、”語る”ことを意識しているのだけれど、言葉一つ一つに意味が深みを増していくことがなんとなくわかる。
誰かの”語り”を聞くことでその人のストーリーやバックグラウンドも見えてくる。語るって実はすごい行為!

ナラティブセラピー

カウンセリング技法でも”語り”はあり、”ナラティブセラピー”と呼ばれるものがある。
人々の語りや「物語(ナラティヴ(narrative))」に着目し、その物語を通してなんらかの現象に迫り問題解決を図る実践方法のこと。

ナラティヴ・アプローチは「社会構成主義」という考え方に基づいていて、社会構成主義は、ものごとは社会との相互の影響の中で形づくられるという考え方です。社会構成主義では、現実も客観や本質によるものではなく影響を受けて変わりうるものであり、人々の間で言葉を介して構成されている。

”人々の人生や人間関係は個人や人々のコミュニティが自分たちの経験に意味を与えるためのストーリーによって形づくられる”

人と人が生きていく以上、どんな方法でもコミュニケーションは必要になるから、この考え方は賛成できるし、私も日々の生活で実践している。
一つ意識してみてはいかがでしょうか。

引用元

最後に・・・
アウトプットすることで、自分の内側にあったものが外に出されて整頓されるのだろうか、以前にも”書くこと”で気持ちの整理をする。なーんてことを書いていたけど、アウトプットは大切なんだな。

今日の一曲
渡辺真知子 / 唇よ、熱く君を語れ


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