終わりあるものの美しさ
またまたポエム風のタイトルを思いついてしまったnaroです。我ながら、記事の振り幅エグいな~と感じています。
ただこのタイトルについて書いていきます。こんなタイトルなのに、この記事をクリックしてくれた貴方に神のご加護を。
終わりあるものって?
私の言う終わりあるものとは、終わりがある事が明確に分かっている。
かつ、その時がすぐそこにあると感じられるものです。
例えば、花。何日か、何週間後かには散るのが確実に分かっていますよね。
じゃあ、人間は?
人間にも終わりはありますが、いつ死ぬかは誰にも分からないので、私の定義する「終わりあるもの」には含まれません。
終わりがある事が分かっているからこそ感じられる美しさ。
それが「終わりあるものの美しさです」
消えてなくなってしまう事に名残惜しさを感じたり、その一瞬の輝きに儚さを感じたりする。そんな経験がここ最近多くて、この記事を書こうと決めました。
私が最近Twitterで見つけた所謂ネット小説というものに、こんな文章がありました。
流れ星が綺麗なのも、
満開の華を綺麗だと思うのも、
それらがやがて消え、散り行くものだと人は知っているから。
だから、彼女は人をひきつける。
いつの時代も、美しいもの、それに伴う死や悲劇は人をひきつけるから。
世界の名作と呼ばれる絵画や演劇、文学もそうだろう。
いつ、終えるかわからないこそ、みんなが惹き付けけられる。
私はこの文章にとてつもなく共感しました。
2つ目の文章は、一見すると、終わりが見えないのが美しい。と言っているように見えますが、小説全体で読むと、すぐそこに終わりが見えているけれど、ギリギリを保ち続けているから美しい。と読み取れます。
最初に人間は違うと書きましたが、
この〈彼女〉は物語の中で、いつ消えて無くなってもおかしくない、花びらのような存在でした。
そんな儚さと危なげを感じさせる〈彼女〉にとても惹かれた私は、自分が今まで好きだったものを振り返ってみました。
儚いもの大好き
考えてみると、好きな映画や小説のテーマは危なっかしい青春ですし、
他にも花や夕暮れなど、「終わりあるもの」が多かったです。
危なっかしい青春映画の代表で言うと
菅田将暉と小松奈々の『溺れるナイフ』です。
あの映画独特の雰囲気と映像美は、主演の二人が見事に問題を抱えた中学生独特の儚さを表現していたから出来たものだと思います。
実際、日本全国探しても、あんな中学生はいないのですが
妙にリアルで尚且つ美しい演技を完璧にこなした2人に拍手喝采です。
また、私の好きなBTSのコンセプトは『花様年華』です。
花様年華の意味は、人生で最も美しい瞬間。関連映像を見てもらえば分かると思いますが、とにかく儚い!可憐!消えちゃいそう!の3連発。大好物の危なっかしい青春を・今の彼らにはない若さゆえの乱暴さを・10代のきらめきを、映像・楽曲で表現してくれています。「butterfly」良かったら聞いてください。
あとは、花。特にドライフラワー。
いや、もう終わってんじゃん!と思ったそこのあなた。違うんです。
もちろん生花も大好きです。でも、一度枯れてから、その形を保ちつつも少しずつ花びらが落ちていくあの儚さが大好きなんです。
結局自分の好きなもの紹介になってしまいましたが、最後に一つだけ。
自分は「終わりあるものなのか」
私の答えは「はい」です。
正確に言えば、〈今の自分〉は終わりあるものなのかな、と。
今の自分とは、10代の私の事です。
私が日頃感じている苦しさとか不満とか、書く文章も発する言葉も、
全部あと何年か後には綺麗に消えて無くなって、大人の考えになっていると思います。
じゃあ、そんな私が美しいか?儚いか?と聞かれたら、
答えは「いいえ」一択です。
でも、美しくはなくても、大事にしたいとは思います。
このnoteだって、数年後に見返したら「うわぁ、中二病の自分キッモ」って思うはずだし、記事自体を消すかもしれません。
ここで私が言いたいのは
後から見返して「キッモ」と思えることの重要さです。
その分成長したという証明になるし、やっぱりあの時の自分は「終わりあるもの」だったんだ。という証明にもなります。
なので、
今の自分にしか書けないポエムみたいな記事もどんどん書いていきたいし、記事にしなくとも自分のiPhoneには貯めていこうと思います。
いつかの自分を助けることになるはずだから。
今感じている不安も希望も全部「終わりあるもの」だから、大事に大切にとっておきたいです。
最後に
という事なので、中二病と思春期をダブルで拗らせたような、
素晴らしくキッッッッッッモい記事が爆誕する日も遠くなさそうです。
その時は、もう本当に、よろしくお願いします。はい。
ゴールデンウイークの一本目おーわり!
ここまで読んで頂きありがとうございます。
スキしてくれたら飛んで喜びます。
さぁ、二本目二本目~