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自分を掘り下げて初めて「やりたいこと」が見えてきた。

前記事で、フリーランス管理栄養士デビューするに至った経緯を書きました。
その中でも少し触れましたが、数年前からフリーで働きたいという思いはありました。フリーで働けそうな職業を探して少し行動は始めましたが、これだ!と思うものは見つけられず足踏みをしている状態でした。

具体的には以下の職業を候補に挙げていました。
・翻訳家
 仕事で英語を使っていたのと、「医薬翻訳」なる分野があると知り、薬の知識が少しあるので生かせるかなと思いました。
 とりあえず英語の勉強かなと思い、1年間勉強しTOEICで860点取得しました。その後翻訳学校の説明会に行ったり、通信教育の資料を取り寄せるところまでやりました。が、入会には至らず。
・システムエンジニア、プログラマ
 昔からPC使っていたし、ちょっとしたプログラミングはやったことがあったので、向いているかなと思いました。
 ネットでほんのちょっとだけpythonを勉強したりしてみました。が、こちらも続かず。

そこまで調べて行動までしたのに、踏み出せなかったのはなぜか?
今となってはわかります。
その仕事に対して情熱がなかったから。
自分がそれをやるべき理由がなかったから。

できそうだし需要ありそうだから、仕事には困らないだろう。
そんなきっかけで目指しはじめましたが、翻訳またはプログラミングで誰のどんな役に立ちたいか、どんな社会を作りたいのか。そこが分かっていなかったし、私にとってはそこに情熱が特になかったのです。
よく「やりたいこと」「できること」「求められていること」の3軸で仕事を探すと言いますが、やっぱり「やりたいこと」がないと動けません。言葉で言うと簡単ですが、何がやりたいのか、どこに情熱の源泉があるのか、自分のことなのに自分ではなかなか分かりませんでした。

昨年、モヤモヤがとうとう頂点に達し、自分が本当にやりたいことって何なのか?を探す旅に出ました。
といっても遠くに行ったわけではなく、日々の生活を続けながらの内面の旅です。
3ヶ月間みっちり自分と向き合い、内面を掘り下げていきました。過去の出来事を書き出し、そのときの気持ちを振り返り、何故そう感じたのか?を考えていきました。たいていそれより前の出来事に起因していることが多いので、またその出来事を掘り下げる、という形でどんどん進めていきました。
その結果、徐々に自分の価値観やこだわりが見えてきました。
医療従事者への憧れ、健康が大事だと思ったきっかけ、正しい食情報の提供に対する情熱を思い出し、やっぱり管理栄養士として疾病予防に貢献したいと考えるようになりました。

英語やプログラミングの勉強は続きませんでしたが、食に関しての学び直しは楽しくてずっと続けたいと思うほどです。
大事さがわかっていて、問題解決したいという思いもあるので、知れば知るほどもっと知りたくなりますし、それを伝えて困っている人の役に立ちたいと思います。

この経験から、管理栄養士として食生活のサポートをするのはもちろん、過去の私のように今後のキャリアに迷った人、仕事にモヤモヤを抱えながらもどうしていいかわからない人のサポートもできるようになりたくて、今コーチングを学び中です。二つの面から働く人を支えられるように頑張っていきます。

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