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しあわせに生きるヒント『センス・オブ・ワンダー』

自然と人をつなぐインタープリター(環境教育)の世界に入った20年前から、わたしの心の支えになってきた1冊『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著、上遠恵子訳、新潮社)

母になってから読み返してみると
子どもが「しあわせに生きていくためのヒント」がぎっしりつまっていると感じます。

本文より
”子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感動にみちあふれています。残念なことに、わたしたちの多くは大人になるまえに澄みきった洞察力や、美しいもの、畏敬すべきものへの直観力をにぶらせ、あるときはまったく失ってしまいます。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらず解毒剤になるのです。”

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”わたしは、子どもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。”

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子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

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子どもといっしょに自然を探索するということは、まわりにあるすべてのものに対するあなた自身の感受性にみがきをかけるということです。それは、しばらくつかっていなかった感覚の回路をひらくこと、つまり、あなたの目、耳、鼻、指先のつかいかたをもう一度学び直すことなのです。


子どもと一緒に、外に出てみませんか?