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泥は気持ちいい

こんにちは、親子の外遊びを応援する”ねいちゃーかあちゃん”こと、井東敬子です。
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突然ですが、目の前にこんな水たまりがあったら、あなたは、どこを歩きますか?
靴が汚れないように注意しながら、端の乾いているところを歩く人が多いのではないでしょうか?
さて、あなたの子どものころはどうでしたか?


泥の思い出

わたしは、大人になった今も、あの「ぐにゅ〜」と埋もれていく感覚が好きで、好んで泥の上を歩きます。
記憶にはないのですが、母に聞くと泥遊びが大好きだったようです。

泥の上を歩いたことがある人、田植えをしたことがある人は、
あの「ぐにゅ〜っ」と土の中に、足が埋もれていく感覚がわかると思います。
泥に靴を取られ、足がスポッと抜けてしまったことを思い出す人もいるかもしれませんね。


泥靴


汚れる泥あそびは、必要?

『どろんここぶた』(アーノルド・ローベル作、文化出版局)をご存知でしょうか?

こぶたは、やわらかいどろんこの中に、沈んでいくことが大好き。それで、最後は大変なことになるのですが・・・。

この本を読んだとき、こぶたが感じる気持ちよさが「体でわかる」か、「頭でわかるか」の違いが、泥あそび体験の意味だと、思います。

どろんここぶた



2つの知


言葉で説明できる知識を「形式知」
言葉で説明できない知識を「暗黙知」と言います。
この2つの知は、大きく違います。
こぶたが感じたどろの中に沈んでいく気持ちよさを、暗黙知レベルで知るには、こぶたと同じ経験をすれば、こぶたの感覚に近づけます(笑)

他にも、例えば、「胸をかきむしるような・・・」という文章が出てきたとく、草をむしった経験があれば、作者が感じた感覚を暗黙知として理解しやすということです。


じゃ、泥んこやってみようかな。と思った方へ

まずは、服装と靴から!
子どもと一緒に外遊びするときは、長靴をはいくことをおすすめします。
長靴を履くだけで、あら不思議☆ 水たまり、泥の中に入りたくなるはずです。ぜひ、ぐちゃぐちゃ、びちゃびちゃの感触を、味わってみてください。

ちなみに、子どもに泥をさわらせようとしても、ほとんどの子どもは触りません。子どもは、身近な大人のマネをして学んでいきます。

まずは、あなたから「むにゅ〜〜〜」を楽しんでみてください。