知らないと泣ける、時短勤務の工夫点
最近様々な企業様で時短勤務をされている方にインタビューをさせて頂く機会が多いのですが、毎回時短勤務の方すごいなーと感心しております。多分想定されている3倍くらい忙しいので、それを今回書きたいと思います。
時短勤務の方は仕事で早く帰ると気まずい時があるって話があるのですが、「バカヤロー!!!!」「気まずくなる必要がない!」と断言できるくらい色々されているのでそれを今回ご紹介したいと思います。
もし社内に時短勤務の方がいらっしゃれば、しっかりとみんなでその方をサポートしてあげて欲しいと思います。またそのような人がたくさん増えればいいなと思っています。
<猛烈な早起き>
まずみなさん揃って共通しているのは、「朝が猛烈に早いということ」です。私が聞いた中で一番早い方は4時半です。4時半ですよ。。。その時間はまだ夜だろって思う時間に起きて準備されています。僕は間違いなく寝ています。起きてしまったら後悔するレベルの時間です。また4時半は早すぎても、だいたいみなさん5時〜5時半には起きています。子供がグズったり、起きたりするとお母さんが起きてあやしたりするケースが多いみたいです。
また起きてからもたくさん仕事があるので以下ご紹介します。
子どもの朝ご飯を作る・大人の朝ご飯を作る・洗濯ものをたたむ・子供を着替えさせる・子どもの歯磨きをする・自分の歯磨きする・皿洗いする・自分の身支度をする・時間があれば一緒に夜ご飯の身支度をする・子どもがグズいたら、あやす・パートナーを見送る・保育園の準備をする・保育園に送る
などなどなどが、朝から日々生じているみたいです。僕はこの中の「ご飯食べる」と「自分の身支度する」しかないので、話を聴きながらもっと頑張ろうって思うようになりました。。。。まだまだ俺全然いけんじゃんって。
だいたい上記で2時間〜2時間30分くらいかかるみたいです。それで7時半か8時に保育園に送ると聞いています。普通ならもう一度寝たくなります。おやすみなさいが許されない。
<保育園に送った後も死闘>
保育園送った後も戦いが待っています。普通に最短でどのような仕事のやり方が効率的かを考え、運用でカバーしながら業務を行なっていくイメージです。また育休あけの際は、だいたいみなさん部署異動になることが多いみたいなので、初めての業務と初めて会う人に慣れながら仕事を覚えると伺いました。それって、めちゃくちゃ大変じゃないですか?久しぶりに仕事復帰したら、異動になって、慣れていない仕事にチャレンジする感じです。普通の異動の2倍しんどいはず。話を伺うだけで、背中からスタンドが見えてくるぐらいビビってしまいました。開いた口が塞がらんやつです。
中にはマネージャーとして、部下をマネジメントしながら2部門兼務かつ時短の方もいて、スーパーサイヤ人超ではないかと疑いたくなる方もいました。おそらくサイヤ人の血が流れていると思われます。満月見たら、大きくなるやつです。
<帰宅後の死闘>
帰宅後も戦いが待っています。休んでいない。休んで欲しい。そう思いたくなるシーンです。ダッシュで家に帰り、身支度して保育園に子供を迎えにいく方もいれば、保育園にギリギリで迎えに行って、スーパーに飛び込み夕食のご飯を子供と一緒に買って帰る人もいます。保育園の延長だけはさせないようにしながら、工夫して動かれています。仕事がギリギリになっても、保育園だけは死守しなければいけないのです。あとは以下の仕事があります。
子供夕食の準備をしながら、洗濯物を回し、子供と遊びながら、ご飯を食べさせ、大人の夕食の準備をし、甘えたの時期は抱っこしている分腕がムキムキになるケースもあるみたいです。またお風呂にいれたり、明日の保育園の準備をし、寝かせることに注力して、寝ないときは1時間くらいかけて寝させるそうです。さらにとても泣くこともあります。病気にかかったときは苦しそうで見てもいられません。すぐに病院に行きます。
もやは、スーパーサイヤ人超ってよりも、人を超越するレベルにきています。スーパーサイヤ人神ですね。神です。パートナーの名前を呼ぶ際は「〇○○神」って感じで、最後に「神」の文字をつけて呼ぶべきだと思います。聖人化されてもおかしくないレベルです。スーパーサイヤ人メシアと言われてもいいくらいです。
<パートナーとの死闘>
これが最大の壁になるかもしれません。パートナーがなかなか手伝ってくれず、負担が自分にばかりくる。もしくは授乳は妻しかできないから妻に任せる。など手伝いを放棄し、相手に任せすぎた結果、神の怒りをパートナーが浴びることもあります。いわゆる聖戦です。ジハードと言ってもいいかもしれません。それを避けるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
答えは簡単で、互いに助け合う気持ちを持ってパートナーとはしっかりと役割を分けて業務分担することです。
ちなみに今の日本の現状をお伝えします。
これが現状です。総務省が調べた夫婦の家事・育児関連の時間です。これはあかんやろと。これだけは見逃してはいけない事実です。イクメンとかイクボスとか言っておだててる前に、早く家事と育児しろよ夫!って感じだと思います。僕もまだ経験していない領域なので何も言えませんが、データでここまで出ている以上とりあえずやらなきゃいけないことが非常によく理解できました。また他の国先進国との差も恥ずかしいですね。
生産性が悪く、育児にも手伝う姿勢を見せない夫などいいところなし!と言われても反抗できないのではないでしょうか。
これが続いていたら、そりゃパートナーに対してキレてもおかしくないと思います。
<最後時短勤務の工夫点>
もうすでに泣いているのではないでしょうか。私は泣いています。やっと本題かよ!って感じだと思います。申し訳ございません。本題の内容があまり厚くないので怒らないでください。以下が伺った中で共通している内容です。
・まず支援者を見つけたら、なんでも頼る
・緊急度と重要度でマトリクス分けて、常に緊急で重要なものをひたすらやり、他は周りに頼りながら進める
・完璧なものは求めず、運用でカバーする(8割作成、2割運用)
・情報は自ら取りに行く。与えられるものとして捉えない方がいい。
・自分がいなくても、他の人ができるように情報共有し、マニュアル化しておく
以上になります。
もっとたくさん書けよってなりますよね。すいません。また最後の部分は追記して書こうと思います。
ただまずは自分一人で抱えないことだと思います。常に情報を開示し、しっかりと頼ることから始めるべきだと思います。また自分が帰った後の社内の話は気になると思います。その情報は常に共有されるような仕組みを作るか、周りの人の日報を共有されるようにしておくことが必要だとも感じます。
時短勤務の方、フルタイムの社員と同じくらい忙しいのではないでしょうか。もしくはそれ以上の時もあるかもしれません。。。。
以上私が感じた時短社員の方のすごさでした。。。。
泣けた。