フリーのWebライターになろうとしたら手が止まってしまった
はじめまして。
成田 文(なりた ふみ)と申します。
こんなタイトルですが、note初投稿の記事です。
タイトルのとおり、僕は仕事を辞めるタイミングでフリーのWebライターになろうと準備を進めていたのですが、いざ始めようとしたときに手が止まってしまいました。
自分が緊張しやすかったり物事を悲観的に考えがちだったりするのは承知の上だったので、スムーズに始められるかは心配ではあったのですが⋯⋯
クラウドソーシングサイトの案件を目にしているうちに、
「このまま無理して始めても、挫折する気しかしない」
という思いがどんどん大きくなってしまったんですよね。
ライターとして仕事を請け負うことへの不安や緊張ももちろんありました。
ですがそれ以上に、自分で自分にダメ出しをし続ける考え方が僕の足を引っ張ってしまっていたんです。
そのことに気づいた僕は、思い切って休む期間を作ることにしました。
勉強やブログ作業などから遠ざかり、自分の考え方の原因と関係がありそうな本を読んだりすることで、少しずつ自責思考が減ってきているように感じています。
とはいえ、いきなり仕事を受注するのもまだ気が引ける⋯⋯
そこで思いついたのがnoteを始めることでした。
エッセイには前から興味があった
ライターの成功談はたくさんあるけど、リアルタイムの失敗談は珍しいんじゃないか
自分と同じような生きづらさを抱えている人の参考になれば
というのがnoteを始めようと思ったきっかけです。
生きづらさに関する内容や、ライターとしての活動の進展を赤裸々に書いていこうと思いますので、「こんな人もいるんだな〜」と気軽に読んでもらえるとうれしいです。
自己紹介
30代前半(2024年時点)の男性です。
奥さんと2人暮らしをしています。
ここ2年ほどは、会社に頼らずに生活できるようになることを目標に、リモート中心の派遣社員をしながら個人ブログを運営していました。
会社に頼らない生活を目指したきっかけは、仕事が原因の適応障害や、いくつかのひどい職場を経験したことで、
「このまま転職を続けても状況がよくなる気がしない」
「自分の力で稼げるようになりたい」
と思うようになったことです。
個人ブログでは「もっとおうち時間を楽しもう」をコンセプトに、僕が好きなゲームやマンガなどのエンタメ情報を投稿しています。
あんなに準備をしていたのに
明確にフリーランスになろうと意識したのは3ヶ月ほど前のこと。
勤務していた派遣先の部署が解体することになり、契約の更新ができなくなったことがきっかけでした。
新しい派遣先を探すことも考えましたが、自分ももういい年齢です。
個人ブログも、やっと月に数千円の収益が安定するようになったばかり。
「今ここで頑張ろう」と思い、フリーのWebライターになる準備を進めました。
フリーランスについての本を読む
Webライター活動用のWordPressブログを立ち上げ
サンプル記事の作成
クラウドソーシングサービスへの登録とプロフィールの入力
提案文の雛形の作成
おそらく「Webライターを始めてみよう」と考える人の中ではしっかりと準備をした方だと思います。
過去に仕事でインタビュー記事の作成などもしていましたし、個人ブログでもそれなりのPV数や閲覧時間を維持できているので、自信を持ってWebライターを始めていいはず。
それなのに、すんなりと始めることができなかったんですよねぇ⋯⋯
その原因は自分で自分にダメ出しをし続ける考え方のクセにあると思っています。
自分がどれだけ準備をしたり実績を作ったりしても、
「〇〇が足りない、できていない」
「このライターさんに比べて、自分の実績はしょぼい」
といった考えが無意識に次々と浮かんでくるんですよね。
まだ自分は案件を受注するという一歩も踏み出していないのに、他の人と比べたりするのもおかしな話です。
ですが、自分へのダメ出しは確実に自信とやる気をむしばんでいってしまいます。
「こんな状態では、仕事を受注した際にもクライアントさんに迷惑をかけてしまうかもしれない」
「自分にダメ出しをするクセを直さないと、フリーランスとして働いてもすぐに挫折してしまうだろう」
と思ったのも、休む期間を取ることにした理由でした。
奥さんには申し訳ない気持ちがありますが、僕の奥さんは
「休んだっていいし、あなたが今からプロゲーマーを目指すと言っても応援する」
と言い切ってくれる豪傑なので、素直に甘えさせてもらうことにしました。
幸いリモート中心の派遣社員として働いていたときから、家事のほとんどは僕が担当していたので、休んでいる期間も専業主夫のような生活をさせてもらっています。
(自分が家事を一通りできて本当によかった⋯⋯)
自分も文章に救われた
休んでいる期間、さまざまな思いや考えが頭に浮かんできました。
それこそ
「案件に応募できなかったりブログの更新もできなかったりする自分は、そもそも書くことやライターに向いていないのでは?」ということも。
ですが、それでも書くことに魅力を感じてしまうんですよね。
なぜなら自分自身が文章に救われてきたから。
ここ数日、僕はいくつかの心理学の本を読みました。
そして僕の自責思考のクセの根本的な原因は愛着障害にあるのではという気づきを得られたんです。
(愛着障害とは、親との適切な愛着関係が形成されずに子どもの情緒や対人関係に問題が生じること)
直接的な解決にはならなくても「自分が悪いのではなく、別に原因があった」ということを知れるだけでも、だいぶ心が楽になるんですよね。
思い返せば、最初の職場だった市役所で忙しすぎてうつになりかけたときも、昼休みに本を読むことで気持ちを静めていました。
適応障害になってしまったときも、うつや適応障害を経験した人の文章にどれだけ慰められたことか⋯⋯
僕も読者に気づきや元気を与えられるような文章を書きたいという思いは、漠然と持ち続けています。
以前、僕のブログに掲載していた転職失敗談の記事を読んだ読者から、「自分と同じような体験をした人が頑張っていることに勇気をもらえました」というメッセージをもらったことがあります。
「自分の文章を読んで前向きになってくれる人がいる」ということが、ブログの収益化ができたときと同じくらいうれしかったんですよね。
ライターとして稼げるようになるだけでなく、読者に気づきや元気を与えられるような文章を書けるようになることが今の僕の目標。
そのためにも、少しずつ愛着障害や自責思考を直していきたいです。
それこそ、生き直すぐらいの気持ちで。
これまでも自分の弱さや至らなさに悩む場面は何度もありました。
ですが、この先も気合や真面目さでどうにかできる気でいたんですよね。
まさか三十路を越えて、それらに向き合うことになるとは⋯⋯
このnoteでエッセイを書きつつ、ライターとしても人間としても成長していきたいと思っています。