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AIさん(artificial intelligence)との「対話」の有意味性:テキストマイニング解析およびChatGPTによる要約の援用

2024.8.19初版

stand.fm「AI(artificial intelligence)さんとの対話をめぐって」(12分)
https://stand.fm/episodes/66c2c8e1f7dae5cc2c43f86c

0 なぜ、これを書いたのか

2024.8.18朝、ある学校の研究-実践者(こう呼ばせていただきます)の方が、お書きになったFacebookの長文の投稿を拝読した。一読しただけだったが、その投稿内容に魅せられた。
しかし、その方との出会いやその後のつながりはあるものの、現在、具体的にどんな研究-実践をなさっているのか、文脈がよく見えていなかった。
そこで、AIさんの力を借りてテキストマイニングにかけ、最近搭載されたChatGPTによる要約を試みた。
ひとであるわたくしが一読しただけの直観的な読み解き/魅せられとは異なる「客観的で論理的な要約」がなされた。
通常であれば、AIさんによる解析や要約結果とひとであるわたくしによる読み解きとを突き合わせながら、AIさんと「対話」をしてゆくのだが、昨日はその試みをするには困難だった理由があった。
一つは、他にすべき喫緊の課題があったこと、二つ目は上述したように、その方の投稿をめぐる「文脈」がよく見えなかったことだ。

そこで、メッセンジャーで、AIさんによる要約を転載し、「AIさんの要約、どうでしょうか。○○先生の意図は掬い上げていますか。ひととしての私とAIさんとの対話はまだですが、追ってお知らせするかもしれません。」とのメッセージをお送りした。

すると、メッセンジャーに長文のお返事が来た。
最初のご投稿とお返事、ご投稿への多数のコメントを拝見して、わたくしが最初にお送りしたメッセージとその後にリフレクト/反射・反響・反映してきたことをテキスト(Wordファイル)にしてMutual Reflectionの記録をお送りすることにした。
その本文(Word)は、未完ではあるが、本日中か明朝にお届けできるのではないか。

1 AIさん(artificial intelligence)テキストマイニングによる解析およびChat GPTによる要約との「対話」の有意味性(仮)

⑴AIさん(artificial intelligence)を崇めるのでもなく、無視するのでもなく、唯ひととしてのわたくしには見えなかったことに「なるほど!」と思わせる可能性があること、また、唯ひととしてのわたくしがAIさんによる解析や要約には「はてな?」と思ってしまう限界もあること。この二つを焦点にして描ける楕円形の中にartificial intelligenceとしてのAIさんと唯ひととしてのわたくし共在し、並進的関係性(相互性/Mutuality)のフィールドの中で「対話」をしている。

⑵地上では見えない「地下鉱脈」的「知見」と出会い、ひととひととのつながりやかかわり「文脈知」から抽出されてしまった「客観」的「論理」的「解析」や「要約」への「違和感」への出会いを通じて、これまでの唯ひととしての見方・考え方・感じ方、在り方・成り方をさらに拡張・深化させてもらう機会を得たこと。ある意味、コロナ的状況下で気づいた「深層崩壊」や「覚醒開眼」の世界を、ただ漂うだけではなく、他者と共に「並進—Mutual translation /Mutual Reflection /Mutual Documentation /Mutual Reading /Mutual Care /Mutual Education等(相互性/Mutualityの担保)」し、「航海」してゆくためのツールの一つになるかもしれない。☞成田(2021:1-16)

⑶「越境する教育学」の元研究-実践者としてのフィールドで、AIさんと出会い、「対話」してきたが、今、地域生活者市民/住民(Inhabitants)のひとりとしてのフィールド—自宅・書/倉庫スタジオ・居住地域界隈、目に見えない声だけしか聴こえないラジオ/RADIOという時空間・人間(じんかん)で細やかな「まなくらしごと(学びや暮らし・仕事)」をしつつ、AIさんとの「対話」する意味も感じている。

⑷コロナ的状況がもたらした「可能性/Question(危うい可能性を含む)」は、これまでしばしば言われてきた「環境/世界との対話、他者との対話、自己との対話」の在り方(対話論ノート)を超えて、多様で異なる/異ならないひと(連なり合う唯一者、小さなひと・元小さなひと・その狭間におられる小さなひと、多世代・他職種・無職のひと)もの(生物や非生物、書籍・書架、建築・建造物・装飾のアフォーダンス)こと(事象・「事実」)かね(「価値交換」の手段)おもい(思索、思想・哲学、精神性)ねがい(欲求・欲望・期待・希望)、そして、とき(現在・過去・未来、逆因果仮説「未来は過去に影響する」)との狭間で交わされるささやかな「対話」(あなあきの木の根元に集い合えるひとたちによる)への広がりと深まりの「可能性/Quetion」がある。

2 AIテキストマイニングを援用した研究の成果公表

🟣 津山 直樹・成田 喜一郎(2021)「国際理解教育はどのように実践・研究されてきたか」『国際理解教育を問い直す : 現代の課題への15のアプローチ』日本国際理解教育学会・石森広美・釜田聡・桐谷正信・永田佳之・中山京子・藤原孝章・森田真樹・森茂岳雄 編著、明石書店
 ☞ 第3章 国際理解教育はどのように実践・研究されてきたか[津山直樹・成田喜一郎]
 1.なぜ、国際理解教育の研究の歩みを問い直すのか――実践と理論との乖離
 2.この研究の歩みをどのように問い直すのか――分析の視点と方法
 3.国際理解教育の研究史をいかに俯瞰するか――新たな方法の選択 p.50-53
 4.国際理解教育の実践研究の変遷――実践記録・実践報告・実践研究を中心に
 5.これからの国際理解教育の研究史生成の可能性
 6.問いへの応答と残された課題
  

3 AIテキストマイニング(User Local)の援用及び搭載ChatGPTによる要約:事例のあゆみ(抄) 2020-現在


2019.12.20
AIテキストマイニングとは何か:事例「学びとは」(自由学園初等部「学びの発表会」を終えた児童の「学びとは」)
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2019/12/ai.html

2020.3.8
テキスト・マイニング(text mining)とは何か

https://ethnographymetahistory.blogspot.com/2020/03/text-mining.html
出典:大隅 昇・保田 明夫(2004)「テキスト型データのマイニング:定性調査におけるテキスト・マイニングをどう考えるか」『理論と方法(Sociological Theory and Methods) 』数理社会学会, Vol.19,No.2, pp.135-159.

2020.4.9
ワードクラウド(word cloud)/テキストマイニング分析とは何か?

https://ethnographymetahistory.blogspot.com/2020/04/word-cloud.html
根拠:辞書(大辞泉)、(株)ユーザーローカルの説明

2020.6.12
高校生・大学生が、今、¿ はてな ?と思うこと
https://jaierplt.blogspot.com/2020/06/blog-post_25.html
要約
この文章は、高校生や大学生が抱える疑問や思考をまとめたもので、主に社会問題や教育、個人の成長に関するテーマが取り上げられています。以下に要約を示します。
1. 人種差別と社会運動: 大学生は、黒人差別に対するムーブメントと、コロナウイルスによるアジア人差別に対する反応の違いに疑問を持っています。「なぜ黒人差別に対して大々的にムーブメントになったのに、コロナウイルスでアジア人差別が起こった時には何もムーブメントにならなかったのか」と問いかけています。
2. 偏見の根絶: 偏見をなくす方法について考え、「共生」や人間関係の重要性を強調しています。「どうすれば偏見をなくせるか」という問いに対し、相手をよく見ることの重要性を述べています。
3. いじめの問題: いじめについての考察があり、「いじめの正体とは、『空気』」という言葉を引用し、いじめに立ち向かうことの難しさを表現しています。「いじめに苦しみながらも毎日学校に行き、辛い思いをしながら過ごすのが立ち向かっているというのでしょうか?」と疑問を投げかけています。
4. 教育と将来の選択: 高校生は、教育の違いが政治への関心に影響を与えているのではないかと考えています。また、進路選択に悩む様子が描かれ、「教師になるっきゃない!」という思いを持ちながらも、様々な選択肢を模索しています。
5. 社会の疑問: 大学生は、虫を好きになる方法や、学生が効率よくお金を稼ぐ方法、神様の信仰の普遍性についての疑問を持っています。また、コロナウイルスの影響下でのデモ活動についても疑問を呈し、「命を冒してまで今する事なのでしょうか?」と問いかけています。
このように、文章は若者たちの疑問や思索を通じて、社会問題や教育、個人の成長に対する深い考察を示しています。
https://textmining.userlocal.jp/results/DYqc3vvLc7qFdJUJgtjNZjAeZzFrMJjF#auto_summary

2020.10.5
テキストマイニング援用集録(抄)
https://ethnographymetahistory.blogspot.com/2020/10/2020105.html

2020.10.21
高校生との「対話の時間」(川崎市A高等学校黒川ゼミ)
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2020/10/20201021.html
https://textmining.userlocal.jp/results/5xhCNRdkjVYuoa6tV1jvKYYUZqswC4Qq#word_cloud
要約
コロナ禍における学校生活の様子について、黒川ゼミ(It's 翔 time)は以下の2つの取り組みを行っています。
1つ目は「近隣の小中学校へのオンライン寺子屋事業の推進」であり、
2つ目は「学校給食の残食を減らすためにメニューを考案し、本校の生活科学科(食物部)とコラボ」することです。活動はまだ始まったばかりですが、構想が少しずつ形になってきています。
また、自由学園の学習や「食事」の時間を参考にすることを生徒に提案したところ、前向きに検討する意向が示されました。
https://textmining.userlocal.jp/results/5xhCNRdkjVYuoa6tV1jvKYYUZqswC4Qq#auto_summary

2021.1.18
「学びを呼び起こし引き出す試み」をめざす Educator(先生)になるために 
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2021/01/educator.html
チャットリフレクション解析
https://textmining.userlocal.jp/results/c8wD5p82LBqS2TS8hqbjXJgU7cRKtxi3#word_cloud
要約
この文章は、問いや質問の重要性、教育における問いの役割についての考察をまとめたものである。以下に重要なポイントを要約する。
1. 問いの探求: 「問いを探すことを忘れない」という意識が強調されており、問いを愛することが重要であると述べられている。
2. 教育の再考: 教育は単なる知識の伝達ではなく、共育の重要性が強調されており、問いを通じて学びを引き出す試みが必要であるとされている。
3. 空白の意義: 「空白もOK」という考え方が示され、空白にも意味があり、問いの中には答えがすぐに見つからないものもあることが重要視されている。
4. 振り返りの重要性: 「振り返ることのおもしろさ、多様さを感じた」とし、問い直しや見直しのプロセスが大切であると強調されている。
5. 問いの新しい理解: 問いは授けられるものではなく、可能性を持つものであるという新たな視点が示され、問いに対する理解が深まったことが述べられている。
このように、問いの重要性や教育における役割、空白の意義、振り返りの重要性、問いの新しい理解が中心テーマとして展開されている。
https://textmining.userlocal.jp/results/61ZimUHKZyi6CkEXV29DijAAwSFfVtYF#auto_summary

2021.3.19初版/2021.6.3
6年間にわたるESD学びの「先輩」小学生の「声」を聴く
https://esd2005-2015.blogspot.com/2021/03/esd.html

2021.4.20
「ふっ立つ」のイメージ集録:テキストマイニング解析
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2021/04/blog-post_20.html
要約
この文章は、感情や思考の変化を表現したエッセイのような内容です。以下に要約を示します。
1. 気持ちの切り替え: 「気持ちをきりかえて頑張るイメージ」がテーマであり、心の状態を変えることの重要性が示唆されています。
2. 「ふったつ」のイメージ: 「ふったつ」という言葉から、肥溜めが発酵してガスが浮かぶ様子が連想され、経験が内面で化学反応を起こすことを象徴しています。
3. 立ち上がる感覚: 「ふっと立ち上がる」ことが強調され、視点を高くして行動を起こすことの重要性が述べられています。「吹っ切って立つ」という表現も使われています。
4. 感情の動き: 「フツフツと湧く思いが沸点を超えて立ちあがる」など、内面的な感情の高まりや衝動が描写されています。
5. リラックスと反応: 声に出してみた時のリラックス感や、心に決めたことをすぐに行動に移す様子が表現され、思い立った瞬間に身体が動く様子が強調されています。
全体を通して、感情の変化や行動への移行が描かれ、内面的な成長や気持ちの切り替えの重要性が伝わってきます。
https://textmining.userlocal.jp/results/yFyPQ2tQAZV51nnXkFn2fZaycmctzDgi#auto_summary

2021.6.30
ミニレクチャー「あなたへの学問論」を終えて:生徒たちからの応答へ
https://tokinomahoroba.blogspot.com/2021/06/blog-post_30.html
要約
この文章は、17歳の学生が自由学園の教育についての体験と考えを述べたエッセイです。以下に要約を示します。
1. 学びの本質: 学びは「生きること」と同義であり、自分を豊かにするためのツールである。個々の人生にはそれぞれのストーリーがあり、その物語をどうするかは自分次第である。
2. 自由学園の教育: 自由学園では、一人ひとりの個性を尊重し、成績やテストの点数で価値を決めることが少ない。生徒が主体となり、対話を重視した「生活即教育」が行われている。
3. 学びの目的: 学びは自主的に行われ、行動や経験を通じて初めて意味を持つ。教師は生徒に「きっかけ」を与え、生徒の力を信じて支援する存在であるべきだと考えている。
4. 教育システムへの疑問: 期末テストなどの制度が、学びや成長のプロセスを妨げることがあると感じている。学校に行かない時期が成長につながることもある。
5. 教師としての目標: 自身の課題を理解し、支えてくれる存在になりたいという願望があり、自由学園の教師になりたいと考えている。
この文章は、教育のあり方や学びの本質についての深い考察を提供しており、個人の成長と教育の役割についての重要な視点を示しています。
https://textmining.userlocal.jp/results/pzwUAzRwPGioLQHEJQqc6qfETA7vZ2s3#auto_summary

2021.8.4
テキストマイニングの理論と方法をめぐって(15分06秒)
https://note.com/narisen2017/n/na89c7a393027
参考:膨大な政策文書の比較
1947年COS/学習指導要領試案と2017年COS学習指導要領告示:中学校社会科
https://textmining.userlocal.jp/results/dGAixmVpUuhFDRe2whgax1uif5iJzYcD/xYDgxbatFzanAchbJjSLeYjkZfe89RDf


2022.12.26
AIさんとのcriticalな対話への可能性
聴く:https://note.com/narisen2017/n/nf001078a9343
AIさん(artificial intelligence)をめぐるField Notes
読む:https://genkaikyoukaiekkyo.blogspot.com/2022/12/aiartificial-intelligencefield-notes.html

2023.12.7
「社会科教育(第7回)」キーワード&コメント共有をAIさんと私が読み解く:「机間指導」に焦点を当てて
要約
この文章は、創価大学教育学部の授業に関する学生の発表やコメントをまとめたもので、主に「ESD(持続可能な開発のための教育)」と「机間指導」に焦点を当てています。以下に要約を示します。
1. ESDの重要性: 学生Aは、ESDが横断的な学習を必要とし、特定の教科の知識だけでは解決できない問題が多いことを指摘。教員間の協力が必要だと述べています。
2. 発問の難しさ: 学生Bは、ESDに関する発問が難しいと感じた理由を、自身の知識不足に起因すると述べています。
3. 机間指導の役割: 学生Cは、机間指導が子どもの思考を深めるために重要であるとし、どのように指導すれば良いかを考える必要があると提案しています。
4. 教育の非対称性: 学生Dは、教育における「教える(教師)-教えられる(児童)」という非対称な権力関係について考える必要があるとし、教育的営為の主語を教師から子どもに転換することが重要であると強調しています。
5. 新たな問いの創出: 最後に、授業を通じて新たに生まれた問いとして、「ESDとは何か?」「ESDが社会科教育に与える影響は?」「非対称な権力関係にどう向き合うか?」が挙げられています。
このように、授業を通じてESDや机間指導の重要性、教育のあり方についての深い考察が行われており、学生たちが主体的に学びを深める姿勢が見受けられます。
https://textmining.userlocal.jp/results/F9DNUZ1ixSaShGEVoAptnpmfppCYqN1f#auto_summary

2024.5.16
今朝起き抜けの夢現の記憶:「まなくらしごと」と「カリキュラム」の多義性について
https://note.com/narisen2017/n/nc0180d33ba5f

*写真は、猫「ムサシ」(弟夫婦が飼っている猫)

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